空気は読むべきかの疑問に「忖度して欲しいだけだろ」の声も
空気を読むべきと答えたのは、女性のほうが多い結果であった。
「空気が読めない」という言葉はすでに定着し、幅広い人たちに使われている。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「空気を読むことについて」の調査を実施。
「空気は読まなければいけないと思う」と答えた人は、全体で74.4%と高い結果となった。
■女性が空気を読むことを重んじる
性年代別では、すべての年代で男性よりも女性のほうが多いのが印象的だ。
女性のほうが、調和を重んじる人が多いのだろうか。
「協調性のない人と、一緒にいるのは疲れる」(20代・女性)
また、女性同士の人間関係は難しいとの意見もある。
「女性の人間関係はちょっとしたことで複雑になるので、みんなで空気を読み合っている、って言ったほうがいいのかもしれない」(30代・女性)
関連記事:これぞ「優しい世界」? 気遣いに自信を持つ人は6割に迫る
■若者は「空気を読みたくない」と思うも…
また専業主婦と学生を比べると、大きな差が見られた。女性が多い専業主婦(夫)が8割と多いのは、性年代別の結果と照らし合わせても理解ができる。
また学生が他よりも少ないのは、若い世代で空気を読むことに反発する声も多いからだ。
「空気を読みすぎて、自分を押し殺してしまったら意味がない」(20代・男性)
「『空気を読め』って結局、『忖度しろ』って感じの意味だと思うんだけど」(20代・男性)
ただ、空気が読めない人への考え方が、少し違うのではないかとの声もある。
「若い人たちが思い描くのは、いい意味で自分を持ち続けるタイプ。周囲が混乱をするくらい輪を乱すような人は、会社にひとりいるだけで周囲が疲弊する」(40代・女性)
「空気は読まなくてもいい」と言っていた学生も、社会に出た数年後には意見が変わってしまうのだろうか。
・合わせて読みたい→話せないvs空気が読めない 苦手な「コミュ障」はどっち?
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)