ヤフオク『元彼グッズマーケット』開催 「闇が深すぎる」とネット騒然
ネットオークション最大手の『ヤフオク!』が元彼からのプレゼントを売り払うキャンペーンを開催して話題に。
■なぜ「元カノ」はないの?
このサイト下部には、「元彼にまつわるアイテムであれば、男女関係なくご出品可能です」と注意書きがあり、単に男性を貶めて女性の歓心を買う仕組みではなさそうだ。
とはいえ、男性が「元彼にもらったグッズ」を持っている割合が多いとは考えにくく、「元カノ」というキーワードが設定されていないことに違和感を覚える人も見られる。
ヤフオク元カノってタグはないん
— ぱんだこω (@black_kuroda) July 7, 2017
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■元彼グッズ売却は合法? 弁護士に聞いた
昨今、こうした「性」にまつわる企業のネットプロモーションは、炎上することが少なくない。「元彼グッズ売却」は、法的に問題ないのだろうか?
しらべぇ取材班は、レイ法律事務所・松下真由美弁護士に話を聞いた。
松下弁護士:たとえ元彼からもらった物であっても、「自分の物を出品するだけ」なので、法律的には問題ないと言えるでしょう。とはいえ「元彼グッズ」があれば、同じように「元カノグッズ」もありなのでは…と個人的には思います。
ただ、一般的に、アクセサリーやブランド品など、オークションに出品して価値が付きやすい高価なプレゼントをもらうのは女性のほうが多い…ということではないでしょうか。そう考えれば、性差別とまではいえないかもしれませんね。
結局は、それぞれのモラルの問題だと思いますが、心を込めたプレゼントが、こういう形で出品されたら悲しいですよね。「持っていても仕方ないものだし…」と割り切る考えもあるかもしれませんが、せめて元彼に見つからないことを祈っています。
実際、ヤフオクのユーザーはフリマアプリの『メルカリ』などと比べると男性の割合が高く、「高価なプレゼントを持て余している女性ユーザー」獲得を狙ったマーケティングとも考えられる。
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■「炎上しないように」とのことだが…
このページ下部のあとがきには、「編集長から『炎上しないようにしてください』と言われた企画です」とあるが、「炎上狙い」と受け取られても仕方ないかもしれない。
なお、しらべぇ編集部の女子に聞いたところ、「元彼にもらった財布がメルカリで5万円で売れました」とのことで、今回のキャンペーンに関わらず「元彼グッズ転売」は女性の一般的な行動とも言えそうだ。
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