働いたほうがマシ 会社で有給休暇を取得する時の最悪ルール
有給休暇を取得するためには面倒くさいルールがあり、取るのを諦める人も…。
有給休暇は労働者に与えられた権利だ。だが中には、有給休暇は取得できるものの、めんどくさいルールがあり、取るのを諦める人たちもいるらしい。しらべぇ取材班は、会社勤めの人たちに話を聞いてみた。
①理由を申請書に記載しないといけない
「会社の有給申請の用紙には、『なぜ休むのか』という概要を書かなければいけない欄があります。でも『友人と遊ぶため』とは書きづらいですよね。
だから『病院の予約がその日しか取れなかったため』『知人の結婚式があるため』など、もっともらしいことを嘘ついて書くんですが…。
こういう口実だと毎回は使えないので、結局は数ヶ月に一回しか取得できず。社員がどんな理由で有給を使おうが放っておいてほしいです」(女性・26歳)
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②職場へお土産を用意
「うちの会社は有給取得をした人は、職場へお土産を買ってこないといけない…という、暗黙のルールがあります。すごく面倒くさいですね。『旅行に行く』とかでなく、どんな理由であってもで…。
社員20人ほどで、そこそこの量が必要なので、デパ地下とかへ買いに行かないといけないし一番安いクッキーとかでも2〜3,000円はしますしね。結局こんな無駄な出費はいやなので、有給はほぼ取得せずにどんどん消えていっています」(女性・29歳)
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▪️有給は取っていない人のほうが多い?
しらべぇ編集部が全国20~60代の会社員男女458名を対象に「年次有給休暇を全体の何割くらい取得しているか」の調査を実施。その結果、まったく取得できていない人が2割近く存在することが判明。
会社や同僚に遠慮したり、取得づらいルールがあったり…などで、実際にはお飾りの状態になっているのかも。有給をすべて消化できる社会になったら、働きやすさも変わりそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)