「許せない!」と思ったけど後々役に立った「上司の発言」3選

厳しい上司の発言が、後々になって「役に立ったな」と思うことも多い。

2017/07/12 21:00


(©ぱくたそ)

「嫌われたくない」ことが理由からか、昨今は部下や後輩のために厳しくする人は減っているようだ。

ただ甘やかしてばかりでは、その人だけではなく、組織の成長もなくなる。ときに厳しく助言をすることは必要なことだろう。

実際に、上司や先輩に厳しいことを言われてから、ぐんと成長をした3名に「どんな発言が後々役に立ったのか」を聞くことができた。



■市場価値を上げていくために、死ぬ気で仕事をしろ

「制作会社にいたときのことです。業界自体がとても厳しい時代で給与も下がっていき、人もどんどんと辞めていってました。社内的にもモチベーションが下がっている中で、『市場価値を上げるために、死ぬ気で仕事をしろ』と繰り返し言う上司がいました。


この状況下で何を言っているんだろうと思いましたが、その通りに自分が何ができるか、何を磨いていけばいいのかを整理して、力を付けていきました。会社の業績自体は戻らなかったのですが、数ヶ月後に良い条件で転職ができたのです。結果的に役に立ちましたし、今でも心に残っている言葉です」(30代・女性)


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■欲しい仕事は自分から取りに行け

「いつも厳しい発言ばかりの社長で苦手意識を持っていたのですが、実は自分にも他人にも厳しくて、業績も上げていける努力家の人でした。


シビアなことを言われ続けた中でも印象に残っている言葉が、『欲しい仕事は自分から取りに行って』です。確かに待っていても、自分がやりたい仕事なんて誰にもわからないですし、誰も与えてくれないです。仕事が変わってからも、その姿勢を貫くことで、ポジションアップも早いです」(20代・男性)


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■あいつに顧客を譲れ

「私がとても大事にしていた顧客がいたのですが、上司がいきなり『あいつに顧客を譲れ』と担当を変わるように言ってきたんです。当時はパニックになりましたが、もっと予算があるはずの顧客へアプローチを変えていったところ、2倍の売上達成を実現できました。


『今に執着するな、次のステップへ進め』ということだったんですね」(30代・男性)

上司や先輩から言われた厳しい言葉は、後々成長となって現れてきている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季

上司仕事発言
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