エアシャワーや巨大冷凍庫!最新工場見学は見るだけじゃなく体験が魅力
最新のアイスクリーム工場見学施設「グリコピアCHIBA」は、アトラクション気分も
■最新鋭の工場だからできる商品も
工場施設について、グリコ千葉アイスクリーム社長・臼井選さんに話を聞いた。
――新工場が増設されて生産性は向上している?
「生産性は1.5倍、生産量はほぼ倍になりました。省エネなど環境配慮もなされた、最新鋭の工場です。
『パピコ』はロングセラー商品ですが、進化し続けています。1998年から食感が柔らかく、2016年からはより滑らかになって、1998年からはずっと右肩上がりの人気商品のひとつ。お子さんにも楽しんでいただいていますが、大人の方にも『あの味が!』と喜んでくださるのが嬉しいですね」
――ここでしか作られていない商品もある?
「『パピコ』の夏限定<ホワイトサワー>、『セブンティーンアイス』の全22種類のうちSPECIAL SELECTION Crownの<ガトーショコラ><苺のベイクドチーズケーキ>は、この工場でだけ生産されています。
<ガトーショコラ><苺のベイクドチーズケーキ>は2層タイプになっていて、この千葉工場ができたから実現できた商品なんですよ」
この3つを手にした時は「最新鋭の工場で、できたアイスなんだ」と、思いながら食べるのもいいかも。
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■五感で楽しめる施設に
さらに「グリコピアCHIBA」館長・吉村貴宏さんにも、話を聞いた。
――「グリコピアCHIBA」の特徴は?
「埼玉県北本市にある『ポッキー』の製造工程の見学ができる、『グリコピア・イースト』の館長もしていました。前例が活かせる部分もありますが、変えるべき点も多くあって、かなり工夫しています。
見学しやすいレイアウトはもちろん、体験が多いところが特徴ですね。来場される方のお楽しみとしていただいた『スパイラル急凍』や、巨大タンクの中で香りを感じながら通り抜けるなど、普段できない五感で感じる体験ができるところに、魅力を感じてもらえればと思います」
――デザインにも、さまざまな遊び心が感じられる。
「白を基調にしていてシンプルですが、いろいろと凝ったデザインになっています。入口のゴールインマークも、上半身だけで5mという見せ方は、他にはありません。試食コーナーなどにある椅子が、『パピコ』の形になっているとか、他にもいろいろと発見したり、感じたりしてもらえると嬉しいです」
――かなり細部まで見られる工程もあるが。
「『よくここまで見せましたね』と言われます。(笑)
アイスはキング・オブ・デザートだと思っていて、もっともっと可能性があると考えています。ここでアイスのことをもっと知って、感じてもらうことで、単にグリコのことだけでなく、アイス業界全体への貢献につながれば」
遊び心や楽しい工夫がたっぷりで、まだまだ紹介しきれない「グリコピアCHIBA」の魅力。
夏休み中の予約は難しいが、ここでしかできないことも多いだけに、ぜひ体験してみてもらいたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)