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「選手生命より人命」 炎上車の窓を割り、2人救助した格闘家に称賛の声

間一髪、2人の命を救ったK-1格闘家・小宮山工介選手の勇気ある行動に、称賛の声があがっている

社会

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(saravuth-photohut/iStock/Thinkstock)

12日午後、徳島県鳴門市の県道で、トラックと乗用車が正面衝突する交通事故が発生、現場には火の手が上がった。

トラックのドアが開かなくなり、車内に閉じ込められてしまったドライバー。しかし、ある1人の男性の勇気ある行動によって、この危機的状況から2人の男性の命が救われた。

 

■格闘家・小宮山工介選手「ひじ打ち」で窓を割り2人救助

事故現場に車で通りかかったK-1格闘家の小宮山工介選手(30)が、周囲の協力を得るなどして乗用車とトラックの運転手の2人を救助。

小宮山選手が現場を通りかかったときには、乗用車のボンネットから高さ約2メートルほどの炎があがり、周囲に煙が立ち込めていたいたという。

小宮山選手は、ハンドルと運転席の間に脚を挟まれ、動けなくなっていた乗用車の運転手を、運転席をゆすって隙間を作り救出に成功。しかし、トラックの運転手は、ドアが開かなくなり、炎が迫る車内に閉じ込められてしまっていた。

そこで小宮山選手は「ひじ打ち」でトラックの窓ガラスを割り、そこから運転手の男性を救出。

この事故で乗用車の運転手は足を骨折、トラック運転手は胸を強く打つケガを負ったほか、小宮山選手も右肘を10針縫うケガを負った。

 

■「選手生命より命の心配」小宮山選手がコメント

火の手が上がる事故現場に飛び込み、命懸けで2人の男性を救出した小宮山選手の活躍は、13日から様々なメディアが報道。

14日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、小宮山選手のコメントが紹介された。

「選手生命よりも、命のほうが心配。無我夢中で救助にあたった」

 

さらに、小宮山選手は14日に記者会見を行い、事故や怪我の状況などについて、このようにコメントしている。

「近くに大きな石がなく、ひじなら硬いので割れると感じた。暑さより煙を感じて、爆発するのでは、という恐怖心もあったけど割るしかないと…今までは相手を倒すためにやってきた格闘技が人命救助に役立てて、格闘技をやってきて良かったと思いました」

 

なお、負傷した右ひじは10針縫い、MRIを撮ったところ、まだガラスの破片が3つくらいはいってしまっているとのこと。

また、硬い車の窓ガラスを打ち破った強烈な「ひじ打ち」は、5歳のころから父に空手を教わっていたことが強く影響しているのだそう。

 

■「本物のヒーロー」ネットで称賛の声相次ぐ

小宮山選手の命懸けの救出劇に、ネットでは「喝采」と言うべき称賛の声が相次いでいる。

正義感にあふれ、強く、優しい小宮山選手はまさに「ヒーローのようだ」と称賛する声がめだつ。

小宮山選手と、現場で小宮山選手と共に負傷者を救助した会社員の男性の2人には、13日に鳴門署と鳴門市消防本部から「感謝状」が授与されている。

2人の男性の命を救った小宮山選手。怪我が完治し、万全な状態で試合に復帰できることを願う。

・あわせて読みたい→ツイッターでの救助要請は「#救助」タグ 記載事項や注意点まとめ

(文/しらべぇ編集部・もやこ

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