これが卒業制作!? 人気イラストレーター初制作アニメのクオリティがヤバい
声優に下野紘と雨宮天を起用し、BUMP OF CHICKENの楽曲を使用するなどしたloundraw氏の自主制作アニメのクオリティが話題になっている。
人気のイラストレーター・loundraw氏が、大学の卒業制作として作成したアニメ映像が13日に期間限定で公開され、「ぜひ作品化してほしいクオリティ」とTwitterなどで大きな話題になっている。
■「キミスイ」表紙絵を担当
loundraw氏は22歳。透明感溢れる画風で注目が集まる新進気鋭のクリエイターである。
2016年本屋大賞2位を受賞し、実写映画化が決定している『君の膵臓が食べたい』の表紙絵や、2017春アニメ『月がきれい』のキャラクターデザインを務めている。
住野よる氏の「君の膵臓をたべたい」の表紙が公開されました!
とても大切にしたい物語です。心を込めて描かせていただきました。
6/19日発売です! #君の膵臓をたべたい #小説 #新刊 pic.twitter.com/QCfSpUpOt1— loundraw / FLAT STUDIO (@loundraw) June 2, 2015
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■人は誰のために生きるのか「劇場版アニメ『夢が覚めるまで』予告編」
今回公開された1分45秒の動画は、架空の劇場版アニメ作品『夢が覚めるまで』の予告PVの体裁で作られた。アニメを作ったのは初めてとのこと。
公開を告知したツイートは1日足らずで5万リツイート、10万いいねを超え、大きな反響を呼んでいる。
卒業制作でアニメを初めて作りました。声を下野紘さんと雨宮天さん、曲をBUMP OF CHICKENさんにお願いしてお借りしました。お礼を言いたい方があまりに多いので改めて文章にします。
拙いですが、よろしくお願いします。https://t.co/Pa2tIFCV3J pic.twitter.com/flrlsJSE7C— loundraw / FLAT STUDIO (@loundraw) July 13, 2017
物語は、地球の命運を握る”力”を持っていたために「世界のために犠牲になれ」と組織に狙われるユキと大学生ソウタの奇妙な生活を描く。壮大さと切なさを感じさせるストーリーだ。
なお、映画の公開日が9月31日と、存在しない日付にするなど、架空作品ならではの仕掛けもされている。
脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影をloundraw氏が担当。
声優には、『進撃の巨人』や『うたの☆プリンスさまっ♪』で人気の下野紘(37)と、アニメ版『東京喰種』や『一週間フレンズ。』のヒロインを演じた雨宮天(23)が出演。
楽曲はBUMP OF CHICKENの協力によって『angel fall』と『66号線』の2曲が使用されている。
音楽と映像の相乗効果で、思わず惹き込まれてしまうキラキラとした光と影の表現が美しく、卒業制作とは思えない本格的なクオリティといえそうだ。