焼けた肌は金持ちの証しか? 日焼けに対する意識が真っ二つ
日射しの厳しい季節が到来。日焼けしたい人としたくない人が…
東京の梅雨明け宣言はまだだが、猛暑や日射しの強さを感じる季節。紫外線の肌への影響は気になるが、健康的に焼けた肌というのも魅力的だ。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,342名を対象に「日焼けするのが好き」という人の割合を調査した。
■男女差だけでなく年収でも
全体では「日焼けするのが好き」なのは、14.6%でかなり少なめ。男女別では、男性が23.0%に対して、女性は6.3%と大きな差が開いた。
さらに、性別・年代別で見ると
女性は全年代で1割以下。最も少ない40代女性は3.8%と、昨今の「日焼けは美肌の大敵」という意識が浸透していることを感じさせる。
一方、男性は20代・30代は2割を下回るものの、50代・60代は20%台後半。この年代には、ゴルフ焼けなどの日焼けした男性をよく見かけるが、日本ではゴルフはお金持ちのスポーツというイメージ。
そこで、年収別データを見てみると
年収「300万円未満」「300万~500万円未満」では10%台なのに対し、平均年収を超える500万円以上では2割を超え、「1000万円以上」では30.6%。
旅行の頻度などでも年収による差が出たが、日焼けに対する意識でも…。例として挙げたゴルフ以外にも、要因はありそうだ。
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■日焼けはステイタス?
実際に「日焼けが好き」という人に、話を聞いた。
「ゴルフもやらなくはないですが、サーフィンをするために湘南に住んでいます。通勤は大変ですけど、早朝にサーフィンを楽しんでから通勤。趣味がサーフィンで一年中やっていて、そこそこ稼いでいる人の中には、少なくないです。
日焼けの仕方でわかるので、同じ趣味というか、同じライフスタイルの人は、割とすぐにわかりますね。そういう意味では、いやらしい言い方になるけど、日焼けはちょっとしたステイタスかもしれません」(30代・男性)
「元々色白ではないのもありますが、日焼けした肌が自分には合っていると思います。特別に日焼けしようとしているわけじゃないけど、南国系リゾートが好きで、休みが取れれば行くので、割と日焼けしていることが多いですね。
あとは運動もジムよりは、普通にジョギングしたり、ゴルフやテニスをしたりするため、日本にいても日に焼けるような趣味が多いのかも」(30代・女性)
やはり日焼け好きに話を聞いてみると、「お金かかるようなこと、してるなあ」という印象も。
稼いでいる風に装いたい人は、この夏、日焼けにいそしんでみるというのもありかも!?
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1357名(有効回答数)