おとなしい性格が仇に…倒れている人を前になにもできず
あとでなにかすればよかったと、後悔する人も多い。
事故や急病などで倒れている人に遭遇する可能性は、誰にでもある。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の人が倒れている現場に遭遇したことがある男女369名に「緊急時の対応について」の調査を実施。
「人が倒れていたのになにもできなかったことがある」と答えた人は、全体で51.8%と半数を上回る結果になった。
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■どうしていいかわからずあとで後悔
年代別では、20代から30代の若い年代で割合が多くなっている。
そのときはなにをしていいか頭に浮かばず、後悔をする人が多いようだ。
「どうしていいかわからなくて、ただ見てただけ。後から罪悪感でいっぱいなり、今でも思い出す」(20代・女性)
「救急車を呼んだ人はいて、他にできることがわからなかった。状況を確認して心臓マッサージなど、できることはいっぱいあったなと後悔している」(20代・男性)
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■人見知りで勇気が出ずに…
職業別では、無職・家事手伝いが6割を超える多い結果である。
同じく家にいることが多い専業主婦(夫)と比べると大きな差があるが、性格の違いが大きいようだ。
「もともと人見知りが激しくて、前に出るタイプではない。そんな緊急時でさえ、人見知りを発揮してしまうのが情けない…」(30代・男性)
なにもできないのは、自分だけではなかったとの声も。
「私もなにもできなかったけど、周囲の人も見ているだけの人ばかり。だからといって、自分がなにもしないことが許されるわけではないけど」(40代・女性)
誰かが声をかければ、協力してくれる人がたくさん現れるはず。命を救うためにも、勇気を出したいものである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の人が倒れている現場に遭遇したことがある男女369名(有効回答数)