「学校に戻りたい」 突然死のリスクや難病と闘うしずくちゃんに心臓移植を 

難病・心筋緻密化障害を患う岡崎雫ちゃん(7)。「もう一度学校へ」と両親が米国での心臓移植を決断

2017/07/20 16:30


 

■雫ちゃんに米国で心臓移植を 

雫ちゃんの生命を救うためには、心臓移植が必要不可欠。しかし、国内で心臓移植手術を受けられる可能性は極めて低いことから、両親は米国での移植手術に踏み切った。

現在、雫ちゃんは入院中の東京大学医学部附属病院の担当医師を介して、米国・コロンビア大学附属病院より受け入れが内諾され、渡航へ向け様々な準備が進められている。

しかし、米国での移植手術には保険が適用されない他、公的な助成もなく、「しずくちゃんを救う会」が算出した費用は、渡航費などを合わせて3億1,000万円。

到底個人で賄える金額ではないため、「しずくちゃんを救う会」が、雫ちゃんの渡米移植実現のための募金活動を実施しており、銀行振込による募金や、ホームページからクレジットカードによる募金も受け付けている。

今後は、横須賀市だけでなく、横浜市や雫ちゃんの母・泉さんのゆかりの地である静岡県を皮切りに、全国で募金活動を実施する予定とのこと。


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■「直筆メッセージ」に込められた両親の思い

しらべぇ編集部は、19日に刷り上がったばかりだという、「しずくちゃんを救う会」の新しいチラシを入手。その裏面には、「両親からのお願い」と題した、ご両親の直筆メッセージが添えられていた。

(画像は『しずくちゃんを救う会』提供)

「なんでもない日常を取り戻してあげたい」という切実な願い、そして「身勝手なお願いであることは重々承知しておりますが…」と、支援を求める文章が綴られている。

「しずくちゃんを救う会」は、年内のしずくちゃんの渡米を目標に掲げており、現在700万円を超える募金が集まっているとのこと。

こうしている今も、心不全、そして心室細動の恐怖と闘いながら懸命に生きている雫ちゃん。1日も早く、米国での心臓移植手術を受け、尊い小さな命が救われることを願う。

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(取材・文/しらべぇ編集部・もやこ

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