「スピード不倫」報道の今井絵理子議員 「不貞行為ない」の釈明を弁護士が斬る

元SPEEDメンバーの今井絵理子参院議員の不倫報道。「不貞行為はない」と釈明していることに弁護士の見解は…

2017/07/29 15:00


 

■「親密交際」も不貞行為同様の社会的評価

また、仮に主張のとおりに肉体関係がないとしても、親密な男女交際が、結果として夫婦関係を破たんさせるものであれば、不貞行為と同様の社会的評価を受けます。

今井議員らの交際の内容がどういったものか、より詳細が明らかにならなければ判断はできません。

とはいえ仮に、男女としての交際をしていて、ホテル同泊のような特別に親密な関係でなければしないようなことを繰り返し、かなりの時間を共有している等といった事情が出てくる場合には、肉体関係はなくとも「不貞行為と同様の社会的評価」を受けることになる可能性があります。


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②婚姻関係破たん後なら不貞行為に該当しない?

市議が言うように、「婚姻関係破たん後の肉体関係について、不貞行為には該当しない」というのは事実です。

男女の肉体関係が違法になるのは、他人の婚姻関係を破たんさせるからであり、すでに婚姻関係が破たんしていれば、その行為を違法であるとは言えなくなるからです。

離婚後の恋愛は自由ですから、事実上の離婚状態、婚姻関係が破たんした状態と判断されると、その後の肉体関係は違法ではないことになります。

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■「破たん」が認められる条件とは
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