「スピード不倫」報道の今井絵理子議員 「不貞行為ない」の釈明を弁護士が斬る

元SPEEDメンバーの今井絵理子参院議員の不倫報道。「不貞行為はない」と釈明していることに弁護士の見解は…

2017/07/29 15:00


 

■「破たん」が認められる条件とは

最近では、こうした主張をする方は散見されるのですが、実際に夫婦関係の破たんが認められるには、

・別居期間が例えば2年~5年と長い


・生活や生計が完全に別


・すでに離婚届に判を押して後は出すだけ


・相手方が先にDVや不倫で夫婦関係を壊している


等の事情が必要であると考えられます。


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■「破たん後」の主張は通らない可能性

今回の市議は、離婚調停中ではあっても別居期間も報道では1年ほどと、「事実上の離婚状態と認められるような長期」ではありません。

奥さん側が復縁を求めているのか、離婚したがっているのかなどの離婚調停の状況はわかりませんが、調停中である以上、まだ離婚をするかどうかの話し合いがされている段階だということがわかります。

こうした状況では、夫婦関係が破たんしているとは認められない可能性が十分にあると考えられ、そうすると市議の主張は通らない可能性があるのです。

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(文/レイ法律事務所高橋知典弁護士

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