地元愛があっても…地方から上京し方言を続ける人は3割以下
方言を使っている人でさえ、地元の人言わせると「東京に染まって」と思うようだ。
地元を裏切るのは嫌だけど、方言で笑われたくない。進学や就職で東京に出てきたときに、方言をどうするかは地方出身者にとって悩ましいところであろう。
■方言を続ける人は3割弱と少なく
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の地方から東京に移り住んでいる男女160名に、「方言について」の調査を実施。
「地方から上京したが、ずっと地元の方言を使っている」と答えた人は、全体で26.3%と少ない割合であった。
「すっかり、都会の人のように話している。生まれ育ったのは、周辺が山ばかりの田舎だけど」(30代・女性)
ずっと方言を使い続けている人は、わずかのようだ。
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■若い頃は方言を貫こうと思うも…
年を重ねるほどに、方言を手放しているようだ。
若い頃は、都会に染まらないとがんばる人も多い。
「先に出てきた地元の先輩が、すっかり言葉が変わっていてショックだった。だから自分は、なにがなんでも地元の言葉を話してやろうと思っている」(20代・男性)
しかし年を重ねると、嫌でも染まってしまう。
「最初は方言でずっとと思ってたけど、だんだんと周囲に影響される」(40代・男性)