サラリーマンの節目は35歳? プライベートの充実にシフトしたい人も
「35歳は転職のデッドライン」「35歳を過ぎると、がんばれなくなる」は本当なのか? 35歳の3名に話を聞いてみた
かつてサラリーマンの35歳といえば、転職や起業のデッドラインと言われていた。しかし、終身雇用の崩れた現在、実力や実績があれば、まだまだ市場価値の上がる年齢でもある。
一方で、「35歳を過ぎると、がんばれなくなる」と主張する人もいる。
先の長いサラリーマン人生の中で、35歳というひとつの節目をどうやって過ごしているのか? しらべぇ取材班は、会社員として働く35歳の人に話を聞いた。
■35歳は通過点に過ぎない
「35歳で転職のリミットと一般的には言われていたので、昨年ジョブチェンジしました。ただ、仕事の内容が大きく変わったわけではなく、携わる業務の幅や扱うサービスが広がった状況です。正直、年齢はさほど関係ないなというのが、転職活動中の印象ですね。スキルと経験値のほうが、年齢の若さよりも優遇されました。
目標としては、これから2年間で大きな実績を残して、次のステップである起業の道へと進みたいと考えています。35歳という年齢は気になりませんし、今はまだ通過点に過ぎないと思っています」(女性・35歳)
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■おじさんと言われる年齢だけど……
「世間的にはおじさんと言われてしまうこともある35歳。体力的にも衰えが始まり、やる気も損なわれていくと言う意見もありますが、私はそんなことないですね。
現在勤務している会社で勤続3年を迎え、昇進もし、新サービス作りにも携わることができ、やりがい十分です。確かに周りは『やる気が出ず、他の会社に転職したい』なんて口にする人もいますが、どこに行っても自分次第なので、今の会社でがんばった方がよいと考えています」(男性・35歳)