踏切で自殺した女性の遺体がゴミ集積場へ 「責められない」と労いの声
遺体の対応にあってはならないミス。しかし、ネットでは報道とは裏腹に労いの声が寄せられている。
「人身事故で電車が遅延している」というアナウンスを聞き、「誰かが自殺を図ったのではないか」と思ってしまったことはないだろか。
電車を自殺の手段に用いる人が後を絶たない中、踏切で自殺を図り死亡した女性の遺体の処理をめぐって、ある「ミス」があったことが報じられた。
■踏切で自殺した女性遺体がゴミ集積場に…
7月26日、東京都豊島区西武池袋線の踏切で、80代の女性が電車にはねられ死亡。女性は、自殺を図ったとみられている。
この事故の捜査にあたっていた警視庁目白署の男性巡査が「遺体の一部が入った袋を、誤って署のゴミ集積場に放置していた」ことが発覚。
翌日、担当の業者が一時回収してしまい、気付いた警察官が業者を訪れ、遺体の一部が入った袋を取り戻したという。このことについて警視庁は「再発防止に向け、指導を徹底していきたい」とコメントしている。
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■「自殺者の遺体処理」に追われる警察らへ労いの声
こうした「ミス」はあってはならないことだが、ネット上では、バラバラになった人間の死体と向き合わなくてはならない警察や鉄道関係者を労う声が寄せられている。
・毎度毎度の鉄道自殺の後処理に関しては『ご苦労様です』と言いたい
・現場処理は大変だよ。責めるのは酷
・過剰に感情移入してたら病むからなあ。ミスがないように淡々と仕事をしてくれたらいいと思う。バラバラ遺体の回収ご苦労様
・仕事とはいえ、バラけた死体の一部を扱うのはキツいと思う。しばらく肉食べられなくなりそう…
・いや、まぁ遺族の気持ちを考えたらイカン内容のヤツだけど、あまり責める気になれないな
遺族の気持ちを考えたら、決してあってはならないこと。しかし、それ以上に凄惨な事故現場を想像してしまった人が多く、「責められない」といった声が続出している。
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■「自殺による人身事故」は4人に3人が迷惑
しらべぇ編集部が全国の20~60代男女1,332名を対象に「自殺による人身事故」について調査を行ったところ、全体では74.0%――4人に3人が「自殺による人身事故は迷惑」と回答。
中でも、50代60代が高い割合を占めている。
自殺による人身事故は、電車の遅れなどにより多くの人に影響を及ぼすだけではない。事故現場の対応をする警察や鉄道関係者ほか、何よりも悲しむ遺族が、惨たらしい遺体と向き合わなくてはならないことも、心に留めておきたい。
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(文/しらべぇ編集部・もやこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20~60代の男女1332名(有効回答数)