減少傾向の2時間サスペンス それでも主婦層に支えられ…
昼間に再放送をしているために、専業主婦(夫)からの支持が多い。
■再放送は専業主婦(夫)の楽しみ
2時間サスペンスのファンは、専業主婦(夫)に多い傾向がある。
性年代別の結果と合わせても、この結果は納得がいく。これは、再放送をする時間帯が大きく影響をしている。
「平日のお昼過ぎに2時間サスペンスの再放送をよくしているので、ついつい観てしまう。連続ドラマの再放送は毎回観ないとストーリーがわからなくなるし。2時間で完結するのがお手頃で好き」(30代・女性)
家事をしながらでも何気なく観られる気軽さが、専業主婦(夫)を引きつけるようだ。
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■「殺人事件に遭遇しすぎ」のつっこみも
2時間サスペンスならではお決まりが、現実的でないとの声もある。
「崖でしゃべっているのを聞いてないで、回り込んで捕まえたらいいのに」(30代・女性)
「あり得ないことが多すぎる。シリーズものの主人公は、コナンと同じで殺人に遭遇しすぎだし。『死神』と呼ばれて、仕事にも影響が出るレベル」(40代・男性)
2時間サスペンスがそれほど好きではない人でも、どのようなものかは知っている人が多い。しかし積極的に観るような人が少ないのが、サスペンスが減少した原因なのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20〜60代のテレビをよく観る男女837名 (有効回答数)