電車内が暑くて絶望…「弱冷房車」があるなら「強冷房車も!」との声

公共交通機関の「弱冷房車」について、調査をしました。

2017/08/06 11:00

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(DAJ/iStock/Thinkstock)

公共の交通機関に乗車する際、車内アナウンスなどで「弱冷房車についての案内」を聞くことはないだろうか?

たとえば京阪電気鉄道は、この時期、京阪線の一部の車両を弱冷房車に設定。28度に管理のうえ、専用の車両ステッカーを貼ることで、乗車位置の案内している。 

また、東急電鉄も、冷房が苦手な乗客のために各線1両ほどの弱冷房車を設け、その空間を28度に設定している。 (通常車両の温度は、25度~26度)

世の中の人は、「弱冷房車」の必要性について、どのように考えているのだろうか?



 

■高齢者の割合が高い

しらべぇ編集部では、全国20〜60代までの男女1,342 名を対象に「公共交通機関の『 弱冷房車』は必要だと思うか?」調査を実施。

その結果、全体の約半数にあたる56.0%の人が「必要性を感じる」と回答。

 性年代別にみると、

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60代以上の女性の7割が、必要性を感じている結果に。 冷房の効いた車内で、夏場に冷えて困った経験があるのかもしれない。

一方、20代男性のうち「弱冷房車の必要性」を感じている人の割合は、約4割に留まった。

男性はスーツの場合、ジャケットを着用するケースも多く、その状態で弱冷房車に乗車してしまうと、あまりの暑さから「本当に意味のあることなのか?」と疑問に感じてしまうのだろう。


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■大人だけでなく子供も助かっている

しらべぇ編集部では、さまざまな年代の男女から意見を聞いた。

「『弱冷房車』がなくなったら、困ります。自分は冷房がとても苦手ですが、仕事で毎朝、冷房が強く効いた電車に乗り込まなければいけなくて…。


カーディガンなどで温度調整するのも大変だし、寒すぎて身体が痛くなることもありました。具合が悪くなることも多々あったので、最近は弱冷房車を選んで乗車するように。 それからは体調管理もしやすくなって、助かっています 」(52歳・女性・パート)


小さな子供のいる女性からは、こんな意見も…。

「0歳と2歳半の子供がいます。連れ立ってバスや電車に乗る際、一般車両の空調の吹き出し口付近に子供が立つと、みるみる子供の身体が冷え込んでいくのがわかり、不安になることもあります。


タオルケットなどで対策していますが、時間に余裕がある時は、弱冷房車に乗るようにしています。大人は自分の意志で防寒できますが、子供ひとりの力では対策できないので…。そういう意味では、親としてすごくありがいたいです」 (34歳・女性・経営者)


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■スーツで出勤する男性は…

一方で、男性の場合は

「スーツ族ということもあり、よく冷えた状態の車内が好きです。『弱冷房車』の存在が不要とまでは思わないけれど、『弱』があるなら『強冷房車』があっても良いのに…と思うことはあります。


外回りの営業から、会社に戻るため電車に乗り込んだとき、うっかり弱冷房車の車両に入ってしまい、暑くて絶望したことも…。


乗り込む前に『弱冷房車の乗車位置』を確認し、乗り込まないようにすれば良いのかもしれませんが、いちいち気にしていられないし… 」 (28歳・男性・会社員)


それぞれの事情によって、「弱冷房車の存在意義」については議論が分かれそう。

ただし、一定数の人が「弱冷房車」の存在に“助けられている”と感じているのは、間違いないようだ。

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(文/しらべぇ編集部・瀬戸内レモン

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1342名

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