さだまさし作詞『ウチの夫』テーマ曲は男尊女卑じゃない？　主演の錦戸が反論

エゴサーチにウトい関ジャニ∞の錦戸亮が、珍しくネットニュースに対して…

2017/08/09 11:30

ジャニヲタ歴30年ライター、ナンシー関ケ原です。日本テレビ『うちの夫は仕事ができない』テーマ曲『奇跡の人』の歌詞が男尊女卑ではないかと記事になりました。

記事に対して、関ジャニ∞錦戸亮くん本人が珍しく反論したのです。

錦戸亮くんはエゴサーチをしないことでファンの間では有名です。外国の女優さんとのツーショットがSNSで出回ろうと平気な錦戸くん。

2017年冬のコンサートMCで、関ジャニ∞丸山隆平くんがエゴサーチをしている話をすると、錦戸くんはきょとんとして「どうやって自分を検索するん？　グーグルか？」と質問するほど、エゴサーチにウトい様子でした。

しかし、そんな錦戸くんが一変。先日のコンサートMC中に、『ウチの夫は仕事ができない』（日本テレビ系）の主題歌『奇跡の人』の歌詞が、男尊女卑だとヤフーニュースに載ったと発言したのです。

さだまさしと直接会って打ち合わせし、好きな女の子のタイプを30代男性の「建前」と「本音」でリアルに描こうと決めた錦戸くん。関ジャニ∞メンバーにわざわざアンケートをとり、さだまさしに渡したそうです。

時間がない中パッパとプロミュージシャンが曲を作ることが多いジャニーズにおいて、丁寧な曲の作り方。せっかく考えて作った曲だからこそ、思わず錦戸くんもエゴサしてしまったのでしょうか。

『奇跡の人』は、自分が理想の女性と結婚できるかを妄想しては、仲間にそんな完璧な女性おらんやろ～とつっこまれる歌詞のパートがあります。

ネット記事では、「笑顔が似合って優しくて　上手に男を立てる人」「気遣い上手で家庭的　辛いときこそ側に居て」などの歌詞に、男尊女卑だと批判が集まったと書かれていました。

錦戸くんは「フルコーラス聴けば、男尊女卑の曲じゃないってわかってもらえると思う」と反論。

このコメントに、ジャニヲタ（広告代理店勤務・30代・女性）は…

「実在するわけない、若くておしとやかないい子との結婚を夢見ながら、老後のことまで妄想する、かわいそうなおじさんの歌だと思うようにしてます。それならむかつかない」

たしかに、フルコーラス聴くと「老後は一緒に介護しよう」「一生好きだという手紙を書く」など老後まで女性を大切にしますといった歌詞もでてきます。

ほかのジャニヲタ（店舗経営・30代・女性）は…

「今回のコンサートは小学生の娘も一緒だったので、着席ブロックという終始座って観る席でした。このブロックは、ご年配の女性も多数いるところです。コンサートで『奇跡の人』が演奏されたとき、年配層にドッカンドッカン受けてました。『そんな完璧な嫁なんていないわ！』という自虐の笑いなんでしょうか」

年配ジャニヲタ（主婦・女性・60代）に聞いてみると…

「さだまさしが昭和の時代に、亭主関白になるぞという歌詞の『関白宣言』って曲を出した時も一部の女性団体からクレームが出ましたね。

歌詞で、嫁に厳しいこと言ってるのは、大事にするから一生頼みます――の裏返しに聞こえるので不快じゃないです。笑えてしみじみします」

年配層のファンもたくさんいる関ジャニ∞。年上のファンの心はつかんだ曲のようです。

『奇跡の人』を違ったアプローチで楽しむ人もいるようです。先ほどのジャニヲタ（広告代理店勤務・30代・女性）は…

「『奇跡の人』は歌詞よりも、理想の女性像をはずかしそうに歌う錦戸くんと、それを見守る親戚のおじさんみたいな横山裕くんと大倉忠義くんがいい感じだから好きです」

錦戸くんの強い思いれがあるからこそ、賛否両論が湧き上がる『奇跡の人』。9月に発売されたら、ぜひフルコーラスじっくり聞いてみたいです。

（文／しらべぇ編集部・ナンシー関ヶ原）