幸せになるにはお金が必要?金持ちはどう思うのか調査してみた
国別幸福度ランキングでG7中最下位の日本。幸せを感じるために必要なものが何なのか、あまり意識していないのかも…
国連が今年発表した国別の世界幸福度ランキングでは、日本は51位でG7の中で最下位。先進国ではあるものの、幸福度が低いとされている。
戦後の経済発展をしてきたなかで、何が幸せで、幸せになるには何が必要なのかをあまり日本国民は意識していないように思える。
幸せはお金で買えないとはよく言われるが、実際はお金と幸福の関係性を、どのように感じているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,342名を対象に、幸せになるためにお金は必要だと思うか調査を実施した。
■幸せになるにはお金が必要?
幸せになるためにはお金が必要だと回答したのは全体の73.1%と、4人中3人が考えているようだ。
年代別では、20代が65.5%と目立って低く、男女別では女性よりも男性の割合が低い。20代男性に絞ると61.4%まで下がっている。
もしかすると、お金を稼ぐだけで、お金を使って幸福になる方法が見いだせていないと考えられる。
例えば、お金で時間を買うことは可能である。時間を節約するために電車ではなくタクシーを使ったり、外食ではなくデリバリーを頼んだりすることもあるだろう。こららは、結果、時間を買っていることになるのだ。
また、年収別の集計では、所得が高くなるほど、幸せになるためにお金が必要と思っている人が少なくなる傾向があると判明した。
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■手に入れても満足できない
必ずしも「お金があるほど幸せだ」と高所得者が言えないのは、残念な感じがする。
「お金で買えないもの」としてよく挙げられる健康や愛情も、そこそこお金をつぎ込むことで得られるものがあるだろう。
例えば、健康なら、予防医療や保険外診療がある。愛情ならば、同じ条件であればお金がない人よりもある人を選ぶはずである。
ある程度はお金で買え、手に入れることができたとしても、お金持ちは、それだけでは満足できなくなるものなのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)