「子はかすがい」って本当? 「子供のために離婚しない」人も
「子はかすがい」ということわざについて調査したところ、半数近くは実感している。しかし、その一方で「反動」も…。
「子はかすがい」ということわざがある。夫婦仲が悪くても、子への愛情のおかげで夫婦の縁を切らずにいられる…の意味だ。子供が生まれて、夫婦仲がより深まった! と話す人も少なくない。
実際、このことわざは本当なのだろうか?
■「子はかすがい」?
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,342名を対象に「『子はかすがい』だと思う」かどうか調査したところ、全体の52.4%は「そう思う」と回答。
性年代別で見てみると、男性は年齢が上がるごとに増えている。その一方で、女性はなぜか40代が最も多く、その後少し割合が下がっているのだ。
50代・60代になると子供が独立している人も多く、「子供達と私たちは別」と感じているのかも。
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■子供ができるとより意識する?
やはり「自分の子供」ができると、より強く「子はかすがい」を意識するようだ。
既婚者と未婚者で比較をすると、25ポイント近い差が生まれている。既に子供が生まれていたり、子作りを考えている人たちからすると、改めて強く思うのかも。
その一方で、少し気になる結果も。
不倫された経験の有無で見てみると、経験ありが63.5%、経験なしが50.9%と、10ポイントほど割合が多いのだ。
この中には、「相手に不倫されたが、子供のために別れない」選択をした人もいるのでは…と思ってしまう。
「相手の不倫が判明。でも、子供が小さかったのと私1人では育てられないと判断して、離婚しませんでした。子供がいなかったら、絶対に離婚してますね」(30代・女性)
「うちの親は、私が就職して家を出たら別れました。世に言う熟年離婚。『あんたが一人前になったら、別れるからね』ってずっと言ってたけど、本気だったとは」(20代・男性)
「子はかすがい」ではあるが、夫婦を続けていく上では「子以外のかすがい」も必要なのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)