9月1日は「防災の日」知ってる?忘れた頃にやってくる災害のために…

ゲリラ豪雨による冠水や河川の氾濫、地震や火山など、自然災害について対応できる知識を養うために「防災の日」はいい機会に。

2017/08/27 08:00

「防災の日」である9月1日が迫ってきた。豪雨や地震、火山の噴火など、多様な自然災害の脅威に晒されている日本だが、時間の経過とともに、過去の悲惨な記憶を忘れてしまいがちなのも事実である。

(写真AC)

9月1日が防災の日だと知っている人は、どのくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,342名を対象に、調査を実施した。


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■9月1日は「防災の日」と知っている?

9月1日が防災の日だと知っていると答えたのは全体の55.2%と過半数。

1923年9月1日に発生したマグニチュード7.9の巨大地震(関東大震災)にちなんだものとして、防災についての意識を高め、災害に対処する心構えを準備するために、1960年に制定された防災の日。全国各地で防災訓練が行われる日でもある。

年代別でみると、60代では最も数値が高く64.0%。50代、40代も6割以上だが、徐々に減少している。

30代では46.4%まで一気に下がり、20代では39.8%と4割を切る。年齢が若くなるほど認知度が低くなる傾向にあった。


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■首都圏と東海で認知度高め

また、地域別では、首都圏や東海での認知率が6割を超える。多大な被害が出ると予想される首都直下地震や、いつ発生してもおかしくないとみられている東海地震などがあるためか、やはり意識が高い。

一方で、中国・四国・九州は45%以下と、全体平均と比べて10ポイント以上も下回った。

「天災は忘れた頃にやってくる」とよく言われるように、いつ襲ってくるかわからない。ちょっとした災害に対する注意や意識を持ち続けるだけで、いくらかは被害を軽減することにつながるはず。

防災の日を機会に、日常生活の中に取り入れやすい方法で、防災対策を考えてみては?

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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)

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