検事が強制わいせつ事件でトンデモ発言 「セカンドレイプ」と非難殺到

被害者サイドであるはずの検事から、耳を疑うような発言の数々が…

2017/08/29 16:00

セクハラ
(thodonal/iStock/Thinkstock)

立場などを巧みに利用した、職場での「強制わいせつ」は、許し難い犯罪行為。

しかしながら犯罪において、時には被害者に寄り添う立場の人間が、被害者に対してあまりにも不適切な発言・対応をしていたことが報じられ、ネットが騒然となっている。


 

■弁護士の男が同僚女性に強制わいせつ

大阪府内の法律事務所に勤務していた30代の女性が、事務所経営の弁護士の男から2016年の夏以降から複数回にわたり、事務所内で胸を触られるなどの被害を受け、被害者の女性が「強制わいせつ罪」として告訴した。

被害者からの訴えを受けて大阪地検は捜査に着手し、今月8日に弁護士の男の関係先を家宅捜査。その後、弁護士の男から被害者女性の元に「示談」を求める書類が届いたという。


関連記事:13歳から16歳までの少年4名が女性を集団レイプ ネットによる刺激が悪影響か

 

■検事「加害者は努力家。あなたが美人だから…」

報道によると、この事件の捜査を担当していた大阪地検の検事が、今年6月に被害者女性の事情聴取を行った際、「性犯罪行為を容認したともとれる発言」をしたのだそう。

検事は、事情聴取の歳被害者女性に…

「(加害者の弁護士は)旧司法試験を複数回受験して合格した努力家だ。あなたが美人だから、舞い上がったのだろう。(加害者の弁護士の気持ちは)男としてわからなくもない」


と、加害者の弁護士を「努力家」などと評し、加害者の立場に理解を示すよう求めた挙句、「美人だから…」などと言って加害者を擁護するような発言をしたという。

被害者女性は検事の態度にショックを受けつつも「泣き寝入りしたくない」と毅然とした対応を貫き、聴取の後半で検事が一部「不適切な発言があった」と認めた。しかしその後で「マスコミには言わないでほしい」と口止めをしたのだそう。

これを受けて、大阪地検は内部調査を実施。28日に被害者女性と面会し、検事に不適切な発言があったことを認め、謝罪。問題のあった検事を捜査担当から外したという。

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

次ページ
■「セカンドレイプ!」怒りと呆れの声
美人弁護士示談性犯罪努力家検事セカンドレイプ大阪地検強制わいせつ罪
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング