ネットに写真を載せるだけで居場所が?便利な機能も悪用に注意

スマホやデジカメの画像には、撮影状況のデータが付与されていることも。SNSの「○○なう!」も防犯上は…

(beer5020/iStock/Thinkstock)

楽しい夏の想い出として撮った写真を整理し、SNSやブログにアップロードする人もいるだろう。ただし、何も考えずにSNSに投稿すると、写真がいつどこで撮ったものなのか、知らない人にすべてバレてしまう可能性がある。

スマホやデジカメの画像には、Exif(エグジフ)と呼ばれる撮影状況データが付与されるため、撮影日時やGPS情報、カメラ機種を簡単に把握することができる。

一般的なSNSへのアップロードはExifが削除されるとはいえ、メール添付や設定によっては削除されない場合もあるため、注意が必要になる。


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■写真から場所を探したことがある?

しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,342名を対象に「ネット上の画像や動画から、住所を特定しようとしたことがある」か、調査を実施。全体の8.8%が調べたことがあると回答した。

また、写真共有アプリ「Instagram」を使っている人の場合は27.6%と、全体平均より20ポイント以上高い。美しい景色や食べ物がある場所を「知りたい」という欲求があるからだろう。

ニコニコ動画をよく見る人や、2ちゃんねるに書き込んだことのある人も26%以上。ITの知識を持っている層は、知的好奇心からか、調べた経験のある人が多い。


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■悪用の恐れも

しかし、一部のユーザーには、個人を特定できる物証を集め、得た情報を公表する人もいるなど、悪用されることも。カメラでのGPS機能を利用しない手もあるが、景色から特定できることもあるようだ。

さらに、外出先でリアルタイムに画像を付けて「○○なう!」と投稿したり、毎週など外出予定を明らかにしたりすることも、防犯上あまり推奨できない。

どこまでなら載せても問題がないか、誰もが判断力を磨く必要があるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)

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