赤ちゃんの5%は体外受精で誕生する時代 ネット民「医学の発展に感謝」

妊活が当たり前の時代。しかし、そんな時代に順応している会社は少ない

2017/09/17 11:30

人工授精
(koya79/iStock/Thinkstock)

2015年に体外出産で誕生した赤ちゃんが、過去最多の5万1,001人であることが日本産科婦人科学会の調べでわかった。同年の出生数がおよそ100万人なので、19人中1人が体外受精で誕生したことになる。

女性匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では、このニュースに関するトピックが投稿され、活発な議論が展開中だ。



 

■体外受精に抵抗なし?

トピック内では、体外受精を経験した女性の書き込みも多く、「結構いるよ」「医学の発展に感謝」など体外受精に対して前向きな意見が多く寄せられている。

「先天的に子供が出来にくい人でも親になれたってことでしょう。素晴らしい進歩じゃない」


「結構いるよ。みんな口に出して言わないだけ。 珍しくもなんともない」


「体外授精、別に本人が決めてやってるんだからいいと思う。 個人的には体外授精より、中絶のほうがよっぽどどうかと思う」


「私結構話してるわー。 不妊治療してるって。 そんな隠しておくべきことなのか」


「いいじゃん、子供が欲しくて できたわけなんだし。これで少しでも出生率が上がるといいなぁ」


「20代で両方の卵管が閉塞し、体外受精しか方法がありませんでした。医学の発展に感謝です」


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■妊活は珍しくない?

しらべぇ編集部では、全国の20代~60代の女性670名を対象に経験者の割合を調査し、「ある」と答えたのは全体の10.3%となった。

とくに30代女性の4人中1人に妊活経験があるように、妊活はあまり珍しいことではないようだ。


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■妊活女性にはプレッシャーも

しかし、これだけ多くの女性が妊活に取り組んでいるのに、妊活に対する認識の甘い会社は多い。妊活中は定期的に通院するため、仕事を早退する必要がある。

そのことを知らない会社は、「早退できてうらやましいな~」「その仕事は俺たちが負担しなきゃいけないんだよ?」というプレッシャーを与え、仕事を続けたい女性を辞職に追い込んでしまうケースも。

妊活する女性がもっと柔軟に働ける会社が増えないと、出生率はなかなか伸びないのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・高萩陽平

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年1月22日~2016年1月24日
対象:全国20代~60代の女性670名(有効回答数)

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