SNS疲れの原因か? 半数以上がすべての返信にコメント
クソリプにまで律儀に対応してしまう、若い女性も。
SNSのおもしろさは、人との交流である。しかし交流が原因で、「SNS疲れ」になる人が多いのも事実だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代のSNSを利用している男女517名に「SNSについて」の調査を実施。
その結果「SNSでコメントをもらったら、必ず返信をする」と答えた人は全体で59.6%と高い割合であった。
■若い女性はがんばって全員に返信
20代から30代までの若い世代では、女性のほうが高い割合になっている。
Instagramの主要ユーザーともいえる層は、コメントへの対応も早い人が多い。
「フォロワー増やしたいけどなかなか増えないし、コメントしてくれるような人は貴重だから、逃したくないって思いはある」(20代・女性)
一方で20代男性は、唯一半数を下回っている。
「全部に返すなんて面倒。気になったものだけに、返す」(20代・男性)
男性の意見に対して、同年代の女性からは「そうはいかない」との意見も。
「返信をしなかった人が気を悪くするといけないなと思って、一応全員に返すようにしてる。画像に対して『かわいい』だけ返してくるようなおじさんには、返信に困るけど」(20代・女性)
たとえクソリプでも、返さないといけないとの使命感があるようだ。
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■上司や取引先のコメントは無視できない
若い世代では女性のほうがコメントを返していたが、40代以上では男女が逆転をする。この世代は、Facebookを活用している印象だ。
「Facebookはリアルの繋がりの延長で、上司や取引先が友達にいる。そんな人たちからのコメントを無視すると、仕事に影響が出るかもしれない」(40代・男性)
「リプどころか、上司が投稿したら、全力でコメントするのがうちのスタイル。なんでプライベートの時間まで、こんなに気を遣わないといけないのかと考えてしまう」(40代・男性)
SNS疲れから、放置をするパターンも多い。
「定年をした上司が暇なのか、すべての投稿に返しにくい絡みをしてくるのが面倒で…。そんなのが続くうちに、Facebookを開くことさえなくなってしまった」(30代・女性)
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■Twitter廃人は全力リプ
自分をTwitter廃人だと思っている人は、7割以上がコメントに必ず返信をすると回答。
廃人を自称するだけあり、Twitterの機能は活用しているようだ
「リアルでは人見知りだけど、Twitterでは饒舌になる」(30代・男性)
「趣味の話ができる人が、Twitter上にしかいないから」(20代・男性)
楽しみながら返信しているときはいいが、それが義務に変わったとき、SNS疲れが生まれるのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代のSNSを利用している男女517名 (有効回答数)