「壊れるほど抱いてほしい」 『クロ現』障害者の「恋と性」特集に大反響
リリー・フランキーが出演した『クローズアップ現代+』の「障害者と恋とセックス」特集が大きな注目を集めた。自慰も難しい彼らの痛切な叫びに、考えさせられる。
■『ジョゼと虎と魚たち』を思い出す人も
また、ネット民の中には映画『ジョゼと虎と魚たち』のことを思い出す人も。
クロ現+、やるなあ!24時間テレビではけっしてらやないだろう。聖人君子じゃない、には超同感。天使でもない。そう(清らかで)あらねばならぬ、というのも差別だと思う。ただ、ケアする人が心と身体の花園にまで寄り添うのは大変だと思う(お互いに)。『ジョゼと虎と魚たち』を思い出す。
— とりこ (@zaki_n7033) September 25, 2017
この映画は足が不自由なため、外の世界をほとんど知らずに育った孤独なヒロイン・ジョセが、適当な大学生・恒夫と出会い、恋に落ちる物語。
作中には2人の甘いセックスシーンが存在し、演じた池脇千鶴と妻夫木聡に多くの賞賛の声が集まったが、現実ではこのようにはいかないことも多いのだろうか。
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■「障害者=聖人」はなくなっていくのか
しらべぇ編集部では以前、『24時間テレビ』を見たことがある985名に『24時間テレビ』が好きか調査したところ、7割が「好きではない」と回答。
多くの寄付を集めるなど社会的意義もある番組だが、障害者に対してある種のイメージを植え付けたという意味では、昨今では批判の的になることも多い。
作り手側の意図が入らない、ありのままの障害者たちの姿、本音、欲求が、より解放されていく社会になることを願いたい。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の『24時間テレビ』を見たことがある人985名(有効回答数)