自分の「頭のよさ」に自信があるのはどんな人? 中高年と若者には落差も
「自分は頭がいいほうだと思う」と考えている人の割合は…
世の中には、ごく一握りの「エリート」と呼ばれる人と、そうでない人がいる。おもに学校や試験の成績が、その分かれ目となり、エリート校やエリート大学と言われる学校から、選ばれた仕事につく人も少なくない。
頭のよさは、勉強やテストに限らないが、では「自分は頭がいい」と思っている人は、どれくらい存在するのだろうか?
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女44,949名を対象に調査を実施した。
画像をもっと見る
■過半数は「頭がいい」と自覚
大きく割れたが、じつに5割が「自分は頭がいい」と考えていることが判明。いわゆるエリートと呼ばれる大学の入学者数などと比較しても、圧倒的に多い割合だ。
会話の中で「馬鹿だなぁ」「アホか」「頭悪ぃいな」などという言葉を使う機会は多いが、半分の人は気を悪くしている可能性もある。
関連記事:これぞ「優しい世界」? 気遣いに自信を持つ人は6割に迫る
■男性は女性より頭に自信
今回の調査結果を男女別で見てみると、興味深いことがわかる。
男性では54.1%が「自分は頭がいい」と思っているのに対して、女性では44.9%。女性より男性のほうが、頭脳に自信を持つ傾向が見える。
これは能力の問題ではなく、あくまで自尊心であることには留意しておきたい。さらに年代別では…
関連記事:1割が「すべらない話」に自信あり 実際はおもしろくないパターンも
■亀の甲より年の功?
男女とも、ほぼ同じく歳を重ねるほど、自分の頭のよさに自信を持つ人が増える傾向が一貫している。60代に至ると、男女とも6割を超え、とくに男性では7割に迫った。
古くから「亀の甲より年の功」という言葉があるが、まわりにどう見られるかは別にして、年をとった人たちの中には、自らの頭脳に誇りを持つ人が増えるようだ。
技術がめまぐるしく進歩し、社会のかたちも変わる中で、必ずしも経験による知恵だけでは対処できない時代となっている。しかも、脳は老化するもの。
若い世代も中高年に負けず、自分の頭脳や判断に自信を持ったほうがよいのかもしれない。
・あわせて読みたい→犬派・猫派はどちらが多い? 4万人調査で若い世代には変化の兆しも
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月13日~2017年3月9日
対象:全国20〜60代男女44,949名(有効回答数)