お金を使う若者は減少のはずが 自称浪費家は20代に多い謎
コンビニで余計なものを買う行為も、若者にとっては浪費家に。
若い世代で、お金を遣わない人が増えたと言われている。お金の遣い方について、各自がどのように思っているのか気になるところ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「金遣いについて」の調査を実施。
その結果「自分は浪費家だと思う」と答えた人は、24.7%と少数派なのだ。ここでも、消費の落ち込みが垣間見える。
■コンビニで無駄遣い
年代別では、若い世代ほど浪費家と思っている人が多い。
若者がお金を使わないと言われているが、自身では浪費家だと思っているのだ。
「コンビニで本来買うつもりでなかった、スイーツなどに手を出してしまう」(20代・女性)
無駄遣いといっても、非常にかわいい範囲である。また自分の趣味には、お金を惜しまないという人も。
「好きなアイドルがいるので、ライブやCD、遠征費用にお金がいる」(30代・男性)
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■結婚で財布のひもが堅く
年代が上がると、自分を浪費家と意識している人が少なくなる。結婚をしてから、浪費癖がなくなったとの声も。
「若い頃はファッションにお金をかけてたけど、結婚して子供ができたらお金がかかるから。今は、ファストファッションばかり着ている」(40代・男性)
「そもそもお小遣い制だから、無駄遣いなんてできない」(30代・男性)
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■高収入は浪費家の自覚なし
年収別では、500万円以上から少し割合が増える結果になっている。
しかし収入が増えたからといって、自分が浪費家だと思う人が大幅に増えているわけでもない。
「収入に見合わない出費をする人が浪費家。だからお金がある人はたくさん遣っても、家計を圧迫しなのなら浪費と思わないのかも」(40代・女性)
経済を立て直すために、若者がもっと消費するべきだとの意見もある。しかし安定した収入が維持される保証がなければ、大きな買い物を控えるのも無理のない話だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)