『ぶっこみジャパニーズ9』の変なアメリカ空手 「変なのは番組の説明」と物議
アメリカ『イノッチカラテ』のおかしな空手に突っ込む番組、じつはおかしいのは番組の空手説明?
④じつはイノッチではない?
ここまでイノッチカラテと言っておいてなんだが、じつはイノッチカラテはイノッチカラテではない可能性がある。
イノッチカラテを英語にすると『Enoch’s Karate』となるのだが、イノッチと読むのではなく、イーノックと呼ぶのでは? という指摘があった。
V6ネタをどうしても入れたい番組が変に翻訳したのかもしれないが「変なものを正す番組が、そんな翻訳で大丈夫か?」と言われてもおかしくないレベルである。
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⑤日本も動物虐待レベルのヤラセを空手で過去に
番組では海外の空手を日本人から見て笑えるようおもしろおかしく取り上げていたが、過去に日本では海外から見たら笑えないレベルのヤラセを空手で行っている。
それは、1976年に公開されたドキュメンタル映画『地上最強のカラテ PART.2』で、熊とアメリカ人空手家『ウィリー・ウィリアムス』が戦うというもの。
人喰い熊と紹介されているのに爪も戦意もない熊をボコボコにするヒドい内容の映画にフルコンタクト空手の極真会館がかかわっているを棚に上げて、エクササイズとして楽しんでいる海外の空手を小バカにするのはいかがなものだろうか。
■海外に誤った情報を伝えかねない内容
今回の内容はとくに練習内容を是正させるようなものではないが、番組がイノッチカラテに「フルコンタクト空手=日本の空手」と伝えていたのなら、それは海外に誤った情報を伝えることになりかねない。
空手は武器を使わないと断言するなんて、沖縄空手に対する冒とくもいいところである。日本の文化を海外に正しく伝える番組で人気もあるのだから、視聴者にもぜひ正しい内容を説明してもらいたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・熊田熊男)