ノーベル文学賞に日系英国人のカズオ・イシグロ氏 ドラマ『わたしを離さないで』でも注目

2017年のノーベル文学賞受賞者が発表。村上春樹氏も話題を集めたが…

カズオイシグロ
(画像はTwitterのスクリーンショット)

日本時間の5日20時、2017年のノーベル文学賞受賞者が、ノーベル財団から発表された。

日本人では、『ノルウェイの森』などが世界的にも人気の村上春樹氏が英ブックメーカー(賭け屋)の予想でも上位につけていたが、今年も受賞はならなかった。



 

■日系英国人のカズオ・イシグロ氏が受賞

今年の文学賞を受賞したのは、長崎県出身でロンドン在住の日系英国人、カズオ・イシグロ氏(62)。

1989年には、『日の名残り』で、英国最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞している。


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■TBSドラマ『わたしを離さないで』でも注目

日系人とはいえ、1960年に渡英後、1982年に英国籍を取得しており、日本でもなじみがない人が多いかもしれない。

近年で注目を集めたのは、綾瀬はるかの主演で昨年1月から放送されたTBSドラマ『わたしを離さないで』の原作として。

テレビドラマとしては難しい、「クローン人間による臓器提供」という重いテーマを見事に描き、視聴率こそ振るわなかったものの質の高さが評価された。


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■日本でも世界でも祝福の声

日系人ということもあってか、日本のネットでも祝福の声が目立つ。

https://twitter.com/panna_jd/status/915898885469462528

また、世界でも「ノーベル文学賞にふさわしい作家」といった高い評価が見られる。

https://twitter.com/nestorcnovak/status/915899256933879808

今回の受賞で気になった人は、ドラマよりさらに重くはあるが、『わたしを離さないで』あたりから作品を読んでみてはいかがだろうか。

以下にしらべぇ編集部による書評もあるので、参考にしていただきたい。

・あわせて読みたい→日本のテレビ界は『わたしを離さないで』をどこまで描けるか

(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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