スマホが原因か? 私的な約束をすっぽかす人に若者が多い理由
携帯電話の普及により、若者の間ですっぽかしへの罪悪感が薄まっているのかも。
友達と遊ぶ約束をして待ち合わせ場所に行ったのに、いくら待っても来ない。時間にルーズな相手なら、よくある話だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「約束について」の調査を実施。
「友達と遊ぶ約束をわざとすっぽかしたことがある」と答えた人は、全体で17.7%と少数であった。
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■携帯の普及ですっぽかしも増加か
年代が低くなるほど、割合が増えている。
携帯電話の普及が、約束のすっぽかしへのハードルを下げているようだ。
「当日の直前にあまり乗り気でなくなったので、LINEで連絡することはよくある」(20代・女性)
「友達の間では、『あいつは誘っても、ちゃんと来ない』と言われている。それでも一応誘ってくれるから、嫌がられてはないと思う」(20代・男性)
若い世代では、ドタキャンへの罪悪感が薄れているのかも。
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■すっぽかしを許せない人から寛容な人も
すっぽかされた人の反応も、人それぞれだ。
「人の時間を奪って振り回すのは、許されない行為だと思う」(40代・男性)
怒りを感じる人もいれば、かなり寛容な人も。
「複数で約束しているときなら、あまり気にならない。2人で会う約束のときには、できれば家を出る前に連絡が欲しい」(30代・男性)
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■高収入ほどすっぽかす
年収300万円未満よりも年収1,000万円以上のほうが、約束をすっぽかした経験のある人が多い。
時間を大切にしない人は仕事ができない印象だが、高収入な人ほどプライベートの時間はいい加減なのは意外である。
「遊ぶ約束では時間通りに来たことがない同僚だけど、仕事では遅刻をしたことがないのが不思議」(30代・女性)
高収入の人たちも仕事ではちゃんとしている分、遊びでは適当なのかもしれない。
すっぽかされても、スマホがあれば時間を潰せる。しかし、いつも許していると遅刻癖がエスカレートして、本人のためにもならないのが悩ましいところだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)