真面目に働いているけれど… 理想通りの仕事につけなかった人たち

給与や福利厚生、内容など、何かしら妥協して働いている人は多い。年収が高ければいいかといえば、そうでもないようで…。

(imtmphoto/iStock/Thinkstock)

学校を卒業して、就職活動をしている最中は「自分の理想の仕事につきたい!」「こんな会社に入りたい!」と夢あふれていたはず。

しかし実際に入社してみると、思っていたのと違う…なんてことはよくある話だ。運よく理想通りの仕事に出会える人もいるだろうが、大概の人は何かしら我慢しているのではないだろうか。


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■満足しているのは2割程度

しらべぇ編集部が全国20代〜60代の有職者男女633名を対象に「今の仕事」について調査したところ、理想通りだと答えたのは21.0%。

49.1%は「理想とは少し違う」と答えており、29.9%は「理想とかけ離れている」というのだ。8割近い人は、自分の思い描いていた仕事と違う…と思いつつ、日々働いているのだろう。

「もう少しお給料ほしいかな。でも、転職できる能力もないので我慢してる」(30代・男性)


「休みがなかなか取れないのが不満で。仕事内容は好きですが、有給くらい自由に取りたい」(30代・女性)


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■年収が高ければ「理想通り?」

生活する上で、大切なお金。給料が高ければ満足度も高いのか? と思いきや、そうでもない。

年収が1,000万円を超えていても、理想通りだと思っているのは4人に1人しかいないのだ。

「給与には満足してるけど、忙しすぎる。もう少し年収が下がってもいいから、休みの取れる仕事に転職しようか…と悩んでいる」(40代・男性)


しかし、年収が低めの人たちはもっと不満だらけ。

300万円以下の人たちは、なんと4割以上が「かけ離れている」と答えているのだ。

「なんでフルタイムで働いて、こんなに安い賃金しかもらえないのか。不満しかないですよ」(20代・女性)


「好きなことを仕事にするんだ! お金なんてどうでもいい! とか昔は思ってましたが、現実的に考えて厳しい。結婚もできないですしね…さすがに転職考えてます」(20代・男性)


もちろん、何もかも理想通りの仕事があって、その会社に入ることができれば最高だろう。しかし、それは現実的に難しい。

お金や時間など、自分にとって妥協できるものは何で、どうしても譲れないものは何なのか。「転職したい…」と思った時、しっかり考えることが大切だ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の有職者男女633名(有効回答数)

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