この世に生まれてきて感謝している? 20代男性のリアルな絶望感が…
この世界に生まれてきたことに感謝している? 若者の貧困を感じさせる調査結果も。
「大切な人と過ごしているとき」「子供が生まれたとき」「仕事で偉大な成果を成し遂げたとき」……さまざまな状況で、我々人間はこの世界に生まれてきたことや、母親が産んでくれたことに感謝する。
しかし、そこに至るまでの道程は決して楽なものではない。むしろ、誰にでも苦しい時期はあるだろう。この感情について、しらべぇでは調査を行なった。
■6割は「生まれてきて感謝」
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1348名に調査を行なったところ、「この世に生まれてきたことに感謝している」と答えた人は全体の約6割。半数以上の人は該当しているようだ。
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■20代男性の「絶望感」がスゴい
男女性年代別で見ていくと、もっとも感謝できていなかったのが20代男性。同年代の女性と比べると、17ポイントもの差が生まれていた。
男性の場合、20代の若い頃は仕事でも恋愛でも、経験を重ねた年上の人たちに負けがち。そこで味わう敗北感が、生まれてきたことに感謝できない結果につながっているのだろう。
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■若者の貧困も影響?
しかしながら、取材班に対してこんな声をあげる人も。
「若いうちは何事にも経験不足で苦しいというのもあるでしょうけど、今の僕らの世代は昔より、かなり生きづらい環境にいると思います。雇用が増えたと言っても非正規だし、給与は下がる一方なのに、年金も物価も上がる一方。
今後、年上の人たちの世話をしていかないといけないと考えると、そんな簡単に感謝なんてできませんよ」
「若者の貧困」も、数値に影響を及ぼしていそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美)
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)