安倍政権の地方創生って機能してる? 「加計学園問題」で揺れる四国では…
「地方創生」はうまくいっているのか、いないのか、調査してみたところ…
■「加計学園問題」の四国は実感率1位
この調査結果をエリア別に見てみると、政策の成否がより明らかになるかもしれない。「うまくいっている」と答えた割合がもっとも高かったのは、加計学園問題の舞台(愛媛県)ともなった四国。
甲信越、中国地方が続くが、もっとも高い地域でも、1割台の前半にとどまる。
一方で、東日本大震災や福島原発事故からの復興が道半ばの東北、熊本地震や今年の台風3号による豪雨などで大きな被害を受けた九州・沖縄など、支援が必要にも思われる地域では、地方創生の恩恵を感じられていないようだ。
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■アベノミクス以上にうまくいっていない?
しらべぇが先に報じたアベノミクスについての調査では、少なくとも年収700万円以上の層では2割以上が、「豊かになった」と答えている。
毀誉褒貶があるアベノミクスへの評価ではあるが、同じく目玉政策のひとつである地方創生は、それに輪をかけてまだまだ課題が大きいと言えそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・大空晴太)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)