音のない出産、仕事と育児の葛藤… 『コウノドリ』初回から賞賛と涙

育児を「手伝う」というスタンスの父親に、四宮(星野源)が叱責

2017/10/14 15:00

コウノドリ

2015年に放送され、大反響を呼んだ医療ドラマ『コウノドリ』(TBS系)の続編が、いよいよ放送開始となった。

研修医だった下屋(松岡茉優)や白河(坂口健太郎)が専門医として活躍する様子など、ペルソナメンバーたちの成長ぶりも伺える中、尊い生命誕生の奇跡に、初回から号泣する視聴者が続出している。



 

■耳が聞こえない妊婦

産婦人科医の鴻鳥サクラ(綾野剛)たちの元を訪れたのは、生まれつき耳が聞こえないという妊婦・早見マナ(志田未来)。付き添いの夫も全く耳が聞こえず、口唇術と筆談を交えての診察に。

経過は良好だったものの、マナは1人で買い物へ出掛けている途中で陣痛に見舞われ破水。緊急搬送されそのまま入院となるが、マナは病室でサクラに「怖い」と筆談で本音を打ち明ける。

子供を作ることを母親に反対されたが、どうしても子供がほしかった。しかし、いざお産を目の前にして、耳が聞こえない夫婦が子供を育てて行けるのか…不安でたまらなくなってしまったという。

サクラは、そんなマナに「迷惑かけたっていいじゃない」と、優しく寄り添った。


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■無音の出産シーンに反響

お産は佳境に入り吸引分娩となるが、耳の聞こえないマナとタイミングが噛み合わず難航。ペルソナチームの必死の呼びかけにより、マナが最後にいきんだ瞬間…赤ちゃんの誕生と共に音が消えた。

出産を終えた母親は、真っ先に我が子の「産声」を聞きたいと思う…しかし、マナにそれは叶わない。

マナの赤ちゃんが取り上げられた数秒の間、テレビが無音の状態となり、言葉では表し切れないもどかしさや、音のない世界で我が子の誕生を実感しようとするマナの心情が克明に描かれた。

このマナの出産シーンには、多くの反響が寄せられている。

「音のない世界」で出産したマナの視点を表現した演出に、「涙が出た」といった声が殺到。感慨深くなったという試聴者も。


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■病気の子供と仕事復帰と…

産婦人科医の四宮(星野源)が担当する患者・佐野彩加(高橋メアリージュン)は、会社で大きなプロジェクトリーダーを担うキャリアウーマン。産前から職場復帰を見据え、出産予定日をしきりに気にしていた。

しかし、彼女の子供に「心室中隔欠損」という、心臓に小さな穴が開く疾患を患っていることが発覚。

不安でいたたまれなくなった彩加、無事に出産を終えるも仕事復帰への懸念と心臓疾患の赤ちゃんと二人きりになることへの不安から、病室で涙を流す一幕も。

そんな彩加に、夫(ナオト・インティライミ)は「俺も手伝うから大丈夫」と投げかける。しかし、この発言を聞いた四宮は…

「『手伝う』じゃないだろ、あんたの子供だよ」


と、彩加の夫を強く戒めた。その後、彩加に対し「一緒に頑張ろう」と話した夫だったが、夫の育休取得が叶わず、彩加は心臓疾患を抱える新生児育児とほぼ1人でこ向き合うこととなってしまう…。


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■四宮の叱責に賞賛も「マイルドになった?」

インターネット上では、四宮の叱責に賞賛の声があげられている他、前クールと比べて口数が多くなっているなど同作のファンからは「四宮先生がマイルドになった?」といった声も見られる。

働く女性が出産を経て、子育てをしながら仕事に復帰することの大変さがリアルに表現されていた点についても、女性ユーザーから多くの共感を得ている。

帰ってきた『コウノドリ』。この2年間の間で、サクラに何か「重大な出来事」があったことを匂わせる場面もあり、命の現場で巻き起こる「奇跡」の数々と同時に、伏線にも注目だ。

《これまでに配信した『コウノドリ』記事一覧はこちら

・合わせて読みたい→すべてのお産は奇跡だと思う? 『コウノドリ』サクラ先生も驚く結果に

(文/しらべぇドラマ班・もやこ

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