日本は将来も豊かな国でいられる? 「諦めムード」は富裕層にも蔓延か
衆院選でアベノミクスへの評価も分かれる中、日本経済の将来を国民はどのように見ているのだろうか。
世界第3位の経済規模を誇る日本。名目GDPは537兆円(2016年)を上回り、今年は540兆円を超えると予想されている(IMF推計)。
しかし一方で、景気回復を実感する人の割合は少ない。しらべぇ編集部の調査では「3年前より暮らしが豊かになった」と感じる人はわずか1割にとどまっている。
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■日本は将来も「経済大国」足り得るのか
国民には実感の伴わない経済成長。だとしても成長するならば、まだよいとも言える。しかし、急速に少子高齢化が進み、8年連続で人口が減少している日本経済は、今後も繁栄を続けられるのだろうか。
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,354名に調査を実施した。
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■将来の繁栄を信じるのは1割
「日本は将来も豊かな国だと思う」と答えた人は、12.3%。一方、「豊かでないと思う」という回答は、その4倍に迫った。
アベノミクスや経済成長が喧伝されながらも、その実感がないことが、未来への希望を失わせている可能性もある。