森友・加計問題の調査、4割が「不十分」 「選挙でうやむやに」と諦めの声も
安倍首相や周囲との深い関係から「忖度」という言葉も流行した。
■4割は「調査・審議が不十分」
一方で、モリカケ問題の調査や審議については、4割以上が「不十分」と感じていることも判明。
年収別に見えると、300〜500万の層のみ拮抗しているが、それ以外では「不十分派」が圧倒。高年収層も、さらなる疑惑解明を求めていることがわかる。
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■選挙戦の焦点ではないが…
とはいえ、選挙となると焦点はいつも「景気・経済」の問題に集中する。与党が進める消費税増税の是非もあり、野党サイドもモリカケ疑惑に拘泥しているわけにもいかないだろう。
国民の多くが感じているように、「うやむやな幕引き」に落ち着くとすれば、安倍首相の戦略は賢明だったと言えるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・大空晴太)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)