7歳児が川に転落した男性を発見 父親と共にとった行動を消防署長が絶賛
7歳での感謝状贈呈は、少なくとも2001年以降最年少。親子がとった適切な対応に賞賛の声が寄せられている
暑い季節になると、各地で水の事故が報じられる。
肌寒くなり季節の移ろいを感じる10月中旬、水難事故に遭遇した親子が1人の男性の命を救ったとして、感謝状が贈呈され話題となっている。
■対岸から「助けて」と声を聞き…
報道によると、9月29日徳島県徳島市の中洲川にて、夜釣りに来ていた会社員の男性(36)と息子で小学1年生の男児(7)は、対岸から「助けて」という声を聞いた。
親子が車で対岸へ向かってみると、川に転落した男性が岸壁にしがみついた状態で助けを求めていたという。父親は浮き輪の代わりにロープをくくりつけたクーラーボックスを投げ込んだが、息子と2人では男性を引き上げるのは困難と判断し、119番通報。
消防車が到着すると、親子は暗い夜道を懐中電灯で照らして消防車を誘導、その後転落した男性は救急隊員によって無事救助された。
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■親子の行動を消防署長が絶賛
17日、徳島市防署は男性の救助に貢献した親子に感謝状を贈呈。2001年以降最年少で感謝状が贈呈された男児は、報道陣の取材に対し「うれしい」と話していたのだそう。
また、親子に感謝状を贈呈した大谷明彦署長は
「溺れた人がいる際は、飛び込んで助けようとすると2次災害を引き起こす。ロープなどを投げて周囲に助けを求めるのが大切で、2人の対応は適切だった」
と、親子がとった行動を絶賛した。
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■「マニュアルに載るレベル」と賞賛の声
今回の報道について、インターネット上でも親子の行動を賞賛する声が相次いでいる。
・素晴らしい!
・クーラーボックスを浮き輪代わりにした機転と、むやみに飛び込まずに救援を呼ぶ冷静さは、マニュアルに載るレベルだわ。ただ尊敬
・7歳が? 危なくなかったの? て思って読んだら、とても適切な救助をしてた
・こういうニュ-スはしっかりと報道してほしい!
悲しい事件や事故のニュースも多い中、今回のようなニュースは積極的に報じてほしい、と言った声も。
誤った判断が2次災害に繋がりやすい水難事故。今回親子がとった行動をいざという時の参考にしたい。
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(文/しらべぇ編集部・もやこ)