弁護士が教える! 人脈と成功を掴む「後輩力」の秘訣とは
『バイキング』など情報番組でも活躍する佐藤大和弁護士が、今に至った方法を公開。
■「守・破・離」理論
伝統芸能をはじめ多くの世界では「守・破・離」が大事だとされています。もっとも、これは別に伝統芸能の世界だけではなく、ビジネスの世界でも同様だといえます。
有名な言葉に「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」とありますが、この歴史とは先人や先輩たちを含むと考えています。
「自分の頭で考えろ」 という言葉がありますが、この言葉はひどく危ない言葉だと思っています。天才・秀才はともかく、私のような凡人は、考えるための「基礎」がなければ、考えても良い結果になりません。
つまり、凡人が最初から自分の頭で考えた場合、それは失敗する可能性が高くなり、不必要な失敗経験しか得ることはできません。
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■「守」がもっとも大切
そこで私が言いたいのは、まずは先輩たちからビジネススキルなどを学び(吸収し)、そこから自分に合った形や、より良い結果を出すために「考える」べきということです。
だから、伝統芸能の世界をはじめ多くの世界でも「守」が最初に来ているのです。「守」なくして「破」も「離」もありません。
これは「ホップ・ステップ・ジャンプ」でたとえるなら、最初から自分の頭で考えることは、いきなりジャンプすることと同じ。いきなりジャンプしても決して高くは飛べません。
そのため、まずは考える土台を作るため、先輩たちを頼り、先輩たちから学ぶことが大事だといえます。