ネットリテラシーが高いと自負する人 60代以上に多い謎

顔出しをする若者へ、特定が心配との意見も。

2017/10/24 05:00

インターネット,女性

インターネットが普及して便利な社会になったが、一方で炎上などのマイナス面が問題になっている。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代のネットリテラシーという言葉を知っている男女441名に、「インターネットについて」の調査を実施。

「ネットリテラシーは高いほうだと思う」と答えた人は全体で64.4%おり、「自分は大丈夫だ」と考えている人が多いことが判明した。



 

■ネットリテラシーに自信があるのは60代以上

年代別では、意外にも60代以上が一番多い割合になっている。

ネットリテラシー年代別グラフ

インターネットがなかった時代を長く経験したからこそ、慎重になる人も多いようだ。

「母が最近スマホを買いインターネットデビューをしたけど、かなり慎重に使っている。ツイッターをなんとか始めたけど、貼ってあるリンクさえも踏むのが怖いみたい」(30代・女性)


しかし、最初は警戒をしていた人たちも、だんだんと使いこなすようになる。

「定年退職した元上司が暇なのか、会社の人たちが投稿したものすべてにコメントをつけている。しかも少しずれた感じだから、みんなが扱いに困っている」(40代・男性)


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■インターネットで実名を名乗ること

若者のネットとの付き合い方について、不安の声を上げる人も多い。

「名前や通っている学校まで書いて、顔出ししている子が多い。何かあったらすぐに特定されそう」(30代・女性)


しかし、若者だけが、危なっかしい使い方をしているわけではないとの意見もある。

「実名登録のFacebookでヘイトコメントを書いてる人を何人か見たけど、さすがに心配になる」(30代・男性)


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■ビットコイン保有者はネットリテラシーが高い

ビットコインを保有している人は、8割以上が自分はネットリテラシー高いと思っている。

ネットリテラシー傾向別グラフ

仮想通貨の購入は、インターネット上の取引所を利用するのが一般的だ。そこまでのノウハウがある人は、ネットの使い方に自信を持っても不思議ではない。

「警戒することは大切だけど、多くの人が発信することを恐れたらおもしろくなくなる。微妙なバランスが必要だけど、それを見極めるのはなかなか難しい」(30代・男性)


誰もが気軽にインターネットを利用できる時代になり、この先さらにネットリテラシーが問われるようになりそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20~60代のネットリテラシーという言葉を知っている男女441名 (有効回答数)

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