運動会の父母競技は必要なのか? 運動能力で意識の差が顕著に

運動会の父母競技は不要? 必要? 世間の声は…

2017/10/28 19:00

(taka4332/iStock/Thinkstock)

10月は運動会シーズン。最近は春開催も増えているが、かつては体育の日開催が定番だっただけに、「運動会といえば10月」と考える人も多いだろう。

子を持つ親たちは、子供の晴れ姿を楽しみに学校へと足を運ぶはず…だが、一部には憂鬱な気分になる人もいると聞く。

その理由は、運動会に用意されている父母競技。「子供のための運動会なのに、不要では? 」との意見もある。



 

■運動会の父母競技、いる?

そこでしらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,354名に、運動会の父母競技について調査を実施。

結果、不要論に「共感する」と答えた人は20.8%。そして、「理解はできる」とした人は、42.0%で、合計62.8%。じつに6割が父母競技はいらないと考えていることがわかった。

一方、「違和感がある」人は25.3%、「おかしいと思う」は12.0%にとどまる結果。やはり、「不要」と考えている人が多いようだ。


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■それぞれの意見は?

不要だと思う人、必要だと思う人、それぞれに意見を聞いてみた。

<不要派>

「運動会に親が出る意味がわからないし、子供に変なところを見せたくない。そりゃ運動が得意な人は楽しいでしょうけど、苦手な人にとっては苦痛でしかない。


親にも威厳というものがあるし、ある程度年齢が行ってから子供を持った人間にとっては、『お前の親、老けてるな』と思われるのもイヤ。


強制参加ではないと言っても、学校側から『人数が足らないから出て』と頼まれるし。なぜ父母競技が存在するのか、不思議です」(40代・男性)


<必要派>

「1位になれば子供も喜ぶし、ほかの父母との勝負も燃える。綱引きやダンスもあって、楽しいじゃないですか。


強制参加ではなく、自由参加にすればいい。楽しんだもの勝ちでしょう」(30代・男性)


運動が苦手な人や、わざわざ参加したくない人のことを考えると、自由参加制がベストのようにも思えるが、学校側から出場を頼まれるケースも。

どうしても参加せざるをえない…という場合には、玉入れなど運動能力に影響されにくい競技を選んでみては。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:20代~60代男女1354名(有効回答数)

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