『先に生まれただけの僕』勉強は将来役に立つ? 生徒の疑問が噴出
『先に生まれただけの僕』第3話が今夜放送。「微分積分が将来なんの役に立つ?」「アクティブラーニング」「デジタル万引き」など、今回も盛りだくさんの内容だ。
嵐の櫻井翔が主演をつとめ、社会問題への鋭い切り込み方が話題となっているドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第3話が今夜放送。
学校にわずかな変化が起き始めた第2話から、物語のターニングポイントとなる第3話に向けて期待が高まっている。
■やる気のない数学教師を辞職させた第2話
第2話では、数学教師の及川(木下ほうか)に焦点が当てられた。自分のクラスの生徒が保健室に通っていると養護教諭の綾野(井川遥)から何度か伝えられるも、まったく気にかける様子のない及川。
校長の鳴海(櫻井)が話を聞くと、京明館高校の教師でありながら放課後は副業として予備校の講師も務めていることが判明した。
いじめなどに発展し、ことが大きくなる前に手を打ちたい鳴海は「予備校の『講師』ではなく学校の『教師』であるからには、勉強を教えるだけでなく生きる上で大切なことも教えてほしい」と伝えるが、取り合ってもらえない。
改めて「生徒の問題には興味がないのか」と聞かれて認めた及川の返事を受けて、鳴海は『講師』として予備校への転職をすすめ、及川は京明館高校を辞職するのだった。
先僕2話見ました。
「講師」と「教師」の違い、これ大事な気がする。#先に生まれただけの僕— OTK (@m_otake0429) 2017年10月23日
先僕2
講師と教師の違いは?学校の教師は勉強以外のことも教えるのではないのか?鳴海校長の素朴な疑問は命題の1つであると思うの。そして勉強だけの及川先生に転職を勧める経営者の鳴海。
進学率を上げるだけば目的なら、及川先生の姿勢はアリだけど…経営者に従う姿勢が全くなかったからなぁ— むべ (@mube4) 2017年10月21日
いやぁ…てっきり淡白な及川先生の心を動かす何かが起きるのかと思ったし それがこういったドラマのセオリーでしょうに…w 今週もいい意味で裏切られたw だけど及川先生は教師じゃなく講師だったんだな。適材適所ってことだよね。#先に生まれただけの僕 #先僕
— ひろひろ (@hiro_ars_hsj) 2017年10月21日
自分の信念に従って徐々に改革を進める鳴海。とくに『講師』と『教師』の違いについての持論は、多くの人の共感を呼んだ。
やる気のない先生を改心させる……というストーリーなら今までの学校ドラマでもあったかもしれないが、辞職に追い込むというのだからスゴい。
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■第3話のあらすじをチェック
今後の大胆な改革への期待も高まっている本作。ドラマ公式サイトから第3話のあらすじを見てみよう。
退職した及川(木下ほうか)の代わりに自分が教壇に立つと宣言した鳴海(櫻井翔)。
数学の授業を担当することになるものの、教科書に目を通すと思いのほかレベルの高い内容に、鳴海はすっかり自信を失う。そんな中、京明館高校の生徒がスマホを使ってマンガの盗み撮りをしているとコンビニからの連絡を受け、鳴海は慌てふためく。
そして、鳴海の授業当日。校長が授業をすると聞かされ、ざわつく生徒たち。教師たちも、鳴海がどんな授業をするのか興味しんしんで見学にやって来る。注目が集まる中で教壇に立った鳴海は、見よう見まねのアクティブラーニング型授業を行なう。
授業の最後、鳴海は生徒の一人から「関数や微分積分は社会で役に立ちますか?」と質問されて困惑。さらに、「社会人になっても仕事で使わないものを勉強して何の意味があるのか」と問われ、鳴海は言葉に詰まってしまう。
鳴海の授業が引き金となり、他の授業でも生徒たちが「今の勉強が何の役に立つんですか」と教師を質問攻めにすることに。教師たちは「すべて校長のせいだ」と、怒りをあらわに校長のもとに詰め寄ってくる…。
「学校の勉強は将来社会でどう役に立つのか」という、これまで多くの教師や親を苦しめてきた問いに、鳴海はどう答えるのか。