在宅勤務なら通勤時間ゼロ! 「メイクしなくていい」が嬉しい女子も
通勤に使っていた時間をゆっくりできるだけでも、在宅勤務を希望する人は多そう
デジタルツールや通信環境の変化もあり、仕事によっては場所を選ばず働ける人が増えてきた。
通勤にかかる時間や満員電車のストレスもゼロになる、在宅勤務を希望する人も少なくないだろう。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の有職者男女633名を対象に「在宅勤務したい」人の割合を調査した。
■半数以上が希望
全体では54.8%で半数以上が「在宅勤務したい」と回答。男性が50.2%に対し、女性は64.1%と14ポイント近く女性が上回る。
仕事と家事を両立している女性の場合には、「仕事の合間に、ちょっとした家事ならできそう」というのは、かなり便利な状況だ。
性別・年代別では
全ての年代で女性の方が高く、最多は50代女性の71.1%。一方で、40代男性は唯一、半数以下の40.9%となっている。
また、年収別データを見てみると、
最も高いのは、「300万円未満」の62.5%。
そして最も低いのは、44.4%で「1,000万円以上」なのだが、「300万~500万円未満」も半数を割り込む48.7%で、年収レンジによってバラつきが出る結果となった。
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■引き籠りそう
実際に「在宅勤務したい」人、「在宅勤務したくない」人、双方に話を聞いた。
<在宅勤務したい>
「職場から近ければいいのですが、子育てしやすい環境で、家賃もそこそこ…ってことで、片道1時間半の通勤時間が負担になっています。朝のラッシュも大変ですし。業務的にはある程度は家でできる仕事なので、会社が制度を導入してくれれば、在宅勤務を希望しますね。
そんな予定はないようですが、雑談レベルで『在宅勤務が可能になったら』という話になったことがあって、若い独身女性社員も『着ていく服に悩まなくていいし、メイクもしなくて済む!』と盛り上がっていました。確かに、そういう点もラクそうですよねぇ」(30代・女性)
<在宅勤務したくない>
「通勤の負担はありますが、会社に行って働くほうがいいですね。個別の仕事はどこでもできますが、社内のやり取りとかも顔を合わせて話すと早いですし。それに、オンオフの切り替えがつかないっていうか、メリハリがなくなるのもイヤかな。
あとは、元々出不精なんで、在宅で仕事するようになったら、きっと引き籠り生活になるだろうなぁ。会社に行っているから、その延長で夜に人に会うとかもしていますけど、家で仕事していたら都心部まで飲みにだけ行くのは億劫になって、友達も減る気がします。(笑)」(40代・男性)
在宅勤務は通勤の負担以外にも、女性ならメイクや服装選びの時間をコンパクトにできる点に、メリットを感じる人が多そう。
引き籠りの懸念があったり、出かける機会が減ったりする可能性もあるが、その分でできた時間で日々のゆとりができれば、休日の使い方も変わってくるはず。
「働き方改革」が話題になる中、今後はそうした選択肢が広がることに期待したい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の有職者男女659名(有効回答数)