弁護士が解説! 稲垣、草彅、香取がネットテレビで示した「芸能界の新しい地図」

芸能界とテレビメディアを縛る「忖度」について芸能の世界にくわしい佐藤大和弁護士が斬る。

2017/11/12 11:00


 

■新しいインターネットメディアの可能性

佐藤大和弁護士

もっとも、今回の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんが生出演した『ホンネテレビ』では、多くの有力な芸能事務所のタレントさんたちが出演しています。

今まであれば、なかなか共演すら難しかったにもかかわらず、3人を慕っていたり、縁があったりするタレントらが出演しました。これは、少し前の芸能界では少し考えにくいことだと思っています。

それが今回、インターネットメディアとはいえ、共演しました。これは大きな変化のひとつだといえます。また、今回3人は、新しいネットメディアの可能性も一気に広げました。


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■忖度しないネットメディア

可能性とは、今までのメディアとは異なり、新しいインターネットメディアでは、今のところ忖度があまり見られず、独立・移籍したタレントたちでも活躍できる環境があることを示したことです。

この新しいインターネットメディアの登場により、独立や移籍トラブルに遭ったタレントたちの次の活躍の場所が確保され、また今後、インターネットの進化次第では、テレビ以上の力を持つ可能性すら大いにあります。

実際に、今の子供たちの夢は、YouTuberになることであり、次世代の子供たちの興味も新しいインターネットメディアに向けられています。

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■忖度はマイナスにしかならない
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