『わろてんか』ヒロインの妹を演じる19歳 大注目の女優・堀田真由の素顔に迫る
NHK朝ドラ『わろてんか』でヒロイン葵わかなの妹役を演じる、滋賀県出身の19歳だ。
■引き出しを増やして決めつけない
朝ドラから、ホラー映画、CMと役柄も拡がっているが、演技にあたってはどのようなことを考えているか、聞いてみた。
堀田:台本を何度か読ませていただいて、「こんな感じの女の子かな」と想像した上で、できるだけ考えすぎないで、イメージを決めつけすぎずに現場に臨むようにしています。あまり固定してしまうと、監督が思い描いているものと違ったときに、変えられないかもしれないので。
現場の雰囲気を見て、たとえば家のセットに置かれている小道具を見て、「あ、こういう家に暮らしている子なんだ」ってイメージが変わることもあります。監督やスタッフに「もっとこうしてほしい」と言われたときに、すぐそれに応えられる女優でありたいです。
まだまだ経験も浅いので、まわりの方の「こうしたほうがいいよ」っていうアドバイスは、できるだけ聞くようにしています。
一方で、現場で臨機応変に対応するために、日々心がけていることも。
堀田:日常で、できるだけ人間観察をするようにしています。あと、本を読んだり映画を見たとき、「こういう役だったら、こういう行動もするんだな」と頭に入れています。常に引き出しを増やしておいて、それを現場で出していく感じですね。
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■恋愛ものはまだ苦手?
女優として、今後演じてみたい役について聞いてみると…
堀田:『わろてんか』のりんちゃんは自分に近いものがありますけど、それ以外はどちらかと言えば自分とは真逆の個性の強い役を演じてきていて。「意外と等身大の役をやっていないな」って気づいたんです。ふつうの人…っていう表現が正しいのかわかりませんが、そういう役を演じるのが難しいんじゃないか、っていうのがあって。なので、素に近いような役もやってみたいですね。
あと、私、恋愛ものがいちばん苦手なんですよ(笑)。高橋一生さんとご一緒させていただいたファブリーズのCMで、「ずっと気になってました」って告白するシーンがあるのですが、監督さんに「顔が固い」って言われて…。「やっぱり苦手だな」って思いました。
今19歳なんですけど、これから大人になっていくときに、ちゃんと王道なラブストーリーを演じられる、振り幅がある女優になりたいと思っています。
■写真に言葉をつける投稿が楽しい
インスタグラムとツイッターで公式アカウントを持っている堀田。
堀田:インスタはプライベートで、ご飯を食べに行ったりしたことも載せています。ツイッターは仕事関係のことが中心ですね。
今あったこと、ありのままをつぶやくとかはちょっと苦手で、言葉だけを投稿するよりは、写真に関連する言葉をつけるのがすごく好きです。インスタのほうが自分の中ではメインな感じになってるかな。事務所の先輩でもある吉高由里子さんの投稿には、心惹かれますね。言葉遊びとかも、すごく上手で。
19歳って、自分の中ではすごく揺れるときだと感じているのですが、悩んでいたこととかも書いたりしました。マネージャーさんに「ポエマーかよ(笑)」ってツッコまれながら。
「『わろてんか』で真由ちゃんを知りました」のようなコメントとかもたくさんいただいて、全部ちゃんと読んでいます。応援してくださってる方に感謝を伝えられるような場を増やしていきたいと思っています。
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