趣味やガジェット…「意味あるの?」と思われても実は有益な自己投資に

無駄と思われがちだが、使い方次第で生きてくる。

2017/11/18 11:30


自己投資,スキルアップ,仕事

終業後や休日、自分のために時間を使ってスキルアップすることはいいことだ。

すぐに仕事に活かせることや将来に自分の目標に近づくためにも、前向きな取り組みとなる一方で、「自己投資の目的」が明確でないと、無駄になってしまうこともある。

世間的には無駄な知識と思われることもある自己投資も、実際はやり方ひとつで「意味のある」ものになることも。

一体どんなものがあるのか、しらべぇ取材班はその実態を聞いてみた。



■国内企業でも英語力は必要?

「社会人の自己投資として筆頭に挙がる英会話。ただ外資系や国外企業とのやり取りが発生しない限り、『そのうち使うだろう』と思っても、結局何年も使わなかったり、なかなか身に付かないという声も聞きます。


ただ、ITや起業知識などの最新情報キャッチのためには、海外からの情報を翻訳されていない段階で知った方が断然有利です。国内だけで仕事をしていても、資料が届いたら英語だった…ということもあるので、一定レベルの英語力はあると何かと便利ですよ」(30代・男性)


海外との取引がないと、無駄と思われる英会話なども英語読解力にシフトすることで、すぐに使えるスキルとなるようだ


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■趣味的な資格の用途は?

「ヨガインストラクターやワインのソムリエなど、世間には○○インストラクター、○○アドバイザーなど、人より抜きんでて仕事にしない限り、意味がないのでは? と思われる資格がたくさんあります。


ただ仕事をする上では、人とのコミュニケーションが欠かせないケースも多く、会話のネタとして生きるケースも多いです。ある営業マンの話では、料理やワインの趣味が高じて資格を取り、趣味を通じて決裁者と共通の話題ができて、仕事に繋がったり、食事会に誘われたり…趣味の範囲に見えますが、仕事に活用している人も少なくないですよ」(40代・女性)


仕事で、趣味の話題がコミュニケーションにプラスになることもあれば、趣味で知り合った人が思わぬ仕事人脈に繋がる場合もある。直接的なスキルとは異なるが、持っていれば自分なりの大きな武器になるかも。


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■最新ガジェットを知っていて何に役立つの?

「最新ガジェット好きな人は、一定数います。特にiPhoneの最新機種は大きな話題にもなるので、普段からそうしたものをチェックしていない人でも、持っている人を見たら『これって、新しいやつ?』と会話の糸口になりやすいです。


スマートフォンなんて使えればいいのでは? と思う人も多いでしょうし、興味のない人もいますよね。でも、実際に自分が持たなくても、取引先の担当者が持っているのを見て『これは…』と水を向けると、かなり盛り上がります。


自分は直接的にIT業界ではないですが、そうした業界の人と接する機会は多くて、最新の知識を持っているのはITや通信業界では『必須なんだろうな』と。客先で、問われることや知っていないと仕事にならないことまで発生する人にとっては、最新機種を持つことも自己投資のひとつだと思いますね」(30代・男性)


今回のように、iPhoneが8とXの2つ登場すると、それぞれ購入するという人もいるが、端末の価格を考えると、仕事や自己投資の意識がないと、なかなか手が出ないだろう。


仕事においては直接関係なく、「無駄なのでは?」と思われる知識などが、考え方ひとつで実は有益なスキルになることも少なくない。

新しい自己投資を始めたいと思ったら、仕事やスキルに囚われすぎないことも、自分の可能性を大きく広げるきっかけになりそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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