PCやスマホの画面を何時間見続けてる? 目の疲れ放置して体調崩す人も
PCやスマホを長時間使うなどで、目に大きな負担が…
デスクに向かっている時はPCを見続け、外出しても移動中にはスマホをチェック…現代人の場合、起きている間かなりの割合で何らかの「画面を見ている」状態になっている人も多いだろう。
そこで出てくるのが「目の疲れ」。ドライアイやピントを調節する機能が低下する、人によっては頭痛を引き起こすなど、さまざまな影響があるが、どれくらいの人が「目の疲れに悩まされているのだろうか?
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「目の疲れはある」か、意識調査を実施した。
画像をもっと見る■女性は半数以上が
全体では「ひどい」14.4%と「まあまあひどい」33.1%で「目の疲れがひどいほうだ」は47.5%、「まあまあ大丈夫」35.1%と「大丈夫」17.4%で「疲れ目ではない」が52.5%となった。
しかし、男女別に見ると
「ひどい」「まあまあひどい」の「目の疲れがひどいほうだ」の割合は、男性が41.2%に対し、女性は53.7%と12.5ポイントも女性が上回る結果に。
性別・年代別では、全ての年代で女性が上回るほか、男性は全年代で半数以下。一方で、女性は20代~40代まで6割近くが「目の疲れがひどいほうだ」に該当する。
また、「目の疲れがひどいほうだ」という人の多い特徴を見てみると、
「ビットコイン(仮想通貨)を保有している」「ゴシップが好きだ」「自分はツイッター廃人だと思う」「インスタグラムを使っている」が上位に。
情報を常にチェックしている人や、SNSを頻繁に活用している人は、やはり目を酷使しがち――といった傾向があるようだ。
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■疲れ目が体調に影響も
実際に「目の疲れがひどい」という人に、話を聞いた。
「以前からコンタクトをしていて、ドライアイ気味ではあったのですが、仕事で酷使しているせいか、ここ1・2年でかなり目の疲れを感じるようになりました。
仕事中はある程度は仕方ないけど、肩コリと合わせて、本当にひどい時は頭痛や吐き気がしてくるので、ランチは画面から離れるために外食したり、夕方ブレイクタイムを作ってコンビニにお茶やおやつを買いに出たり、目を休ませる時間を取るようにしています」(20代・女性)
「昔からPCはよく使う方でしたが、それでも目の負担はあまり感じていませんでした。それがスマホやタブレットを使うようになり、手軽にチェックできるようになったせいか、ずーっと仕事のデータや情報収集をするようになってしまって…。
気づいたら疲れだけでなく、目を閉じてもチカチカしているような状態になり、体調も崩しがちになったので、ひとまず眼科へ行きました。そこで神経科にも行くように勧められ、いろいろ検査しましたが、結局のところオン・オフの切り替えが、できなくなっていたんですよね。
目の疲れ自体が身体からのサインだったわけで、そうした変化を感じたら、素直に画面から目を離して、休むようにしないといけないと、実感しました」(50代・男性)
忙しい時や集中しているとどうしても長時間、画面を見続けることも多い。
しかし、そんな時にこそ目の疲れを感じたら、お茶を淹れたり、窓の外を眺めたり、一息入れることも大切といえそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)