経験者が語る! 無職も一度は体験しておくべき3つの理由
「何事も経験」ならば、無職で得られるものもあるのではないかとの意見も。
無職の人たちに対して、ネットを中心に辛辣な意見が多い。精神的に安定していない無職の人が悪い意見に触れ、さらにやる気が削ぎ落とされてしまうことも。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「職業について」の調査を実施。
「無職も一度、経験しておいたほうがいい」と考えている人は、全体で40.3%もいることが判明した。
■お金の有り難みがわかる
労働への対価は、お金である。つまり働いていないと、お金の心配がつきまとうのだ。
「働いていないから、本当にお金がない。100円ショップですら、買おうかどうしようか悩むレベルで。その分、少しでも節約する工夫をしようってなるし、お金の大切さを改めて感じた」(30代・男性)
この先にまた、お金がない状況になっても、なんとか乗り切れそうだ。
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■無職は楽ではないと知れた
「人生は何事も経験」とよく言われるが、無職も経験の一つに含まれるとの意見もある。
「最初のうちは、有り余るほどの時間があって楽しかった。でもだんだんと、後ろめたさや先の不安を常に抱えたまま過ごすのが、苦痛に感じてしまって…。
無職も楽じゃないんだなと知ることができたのは、大きな収穫だと思う」(30代・女性)
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■無職の人たちに寛容に
職業別で見ると、わかりやすい結果が。
無職・家事手伝いの人たちが、「無職も経験しておくべき」と考えているのだ。日頃から批判的な意見に晒される立場だからこそ、思うものがあるだろう。
「前の職場のストレスで鬱になり、会社を辞めてから数年間引きこもり状態でした。それまではがっつりと働くタイプだったので、自分は無職とは無縁だと思っていて…。
きっと無職の人たちって、それぞれになにかを抱えているんだと思う。自分も経験したからこそ、無職に対しては寛容になりましたね」(40代・女性)
無職の問題を解決するには、精神面を含めお互いの理解が不可欠だ。無職経験者は、現在も引きこもっている人たちの、良き理解者になれるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)