座席を譲るときは要注意! 自分は若いと思っている60代以上の割合が…
人はいくつになっても、まだまだ若いと思いたいようだ。
「若さ」は、年齢で線引されることが多い。しかしとても曖昧であり、世代間でも意識が変わるのも事実である。
しらべぇ編集部では、全国の20代から60代の男女1,336名に「まだまだ自分は若いと思っている」かの調査を実施。
意外な年代が、「自分は若い」と思っていることが判明したのだ。
■40代から感じる体力の衰え
年代別では、当然ながら20代が半数以上と一番高くなっている。
40代から50代では4割を切り、自分が「若い」と思っている人が少なくなるのが興味深い。体力の衰えを感じ始めるのも、この年代なのだろう。
「30代の頃と比べて、一気に体力がダウン。肩が痛いから病院に行ったら『四十肩』って言われて、『年取ったな』ってしみじみ感じた」(40代・男性)
また、会社での地位も影響している。
「気がつけば、部下を持ち、大きな責任のある立場になっていた。自分が引っ張っていかないと…と思うから、若い気持ちではいられない」(40代・男性)
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■60代以上でも「まだまだ若い」
しかし、なによりも驚きなのが、60代以上で。なんと42.0%もの人が「自分は若い」と思っているのだ。年齢的には明らかに年を重ねているのだが、なぜ若いと思うのだろうか。
「うちの母は70歳を超えているのに、『年寄りじゃない』と言い張っている。やっぱり女性だから、若くありたいと思っているのかな?」(40代・女性)
「電車で席を譲ろうとしたら『そんなに老いて見えるか? 年寄り扱いするな!』と怒られた。線引きが難しい」(20代・男性)
また環境によって、若者の定義が変わるようだ。
「定年退職をした父は、同じような環境にある人たちと新しい人間関係を築き始めた。たぶんその中では若いほうだから、勘違いするんだと思う」(30代・男性)
まだまだ「若い」高齢者が多いようだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)