丸山ゴンザレスが出版社の激務の中で「初めての本」を出版できた理由とは

TBS系バラエティ番組『クレイジージャーニー』でも注目の危険地帯ジャーナリストが、その道を切り開くまで。

丸山ゴンザレス

中途入社で編集者になって2年が経過した。ここからどういう時期に入っていくかというと、裏社会がメインのフィールドになっていく。

 

■「本を書けば?」と誘いが

とくにこの頃になるとmixiの友人などとは関係なく、新宿二丁目の大箱で私と友人がパーティをやっているとの噂が(ある種の裏っぽい界隈に)広まっていった。

おかげでヤクザとかプッシャーの方とか人体改造マニアの方とか、まっとうな社会人だったら接することのない人たちと出会う土壌ができあがっていたのだ。それもごくごく自然なかたちで。

交友関係が異様に拡大していく様子を見ていたデビュー作とは別の出版社の人から「裏社会の本を書いてみたら?」と言われたのもこの頃のことだった。

 

■限られた時間で文字を書く力

ただ、駆け出しとはいえ、中小の出版社の編集者には、こなさねばならない仕事は山のように積み上げられていたので、執筆時間にも限りがでてきてしまっていた。

(こんな状況で書けるのか?) などと、弱気になりそうなこともあったが、無駄にエネルギーと不満が溜まっていたこともあって、「やってやる!」と、裏社会の本を書くことを決意したのだった。

そして、同時にその頃から私は早く書くことを意識するようになった。

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■出版社勤務時代の実態

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